木造住宅の大工時代

こんにちは。大工って数年前は小学生に大人気で、将来なりたい職業NO.1だったんですね。私の兄は幼稚園の時に、建前工事での梁の上で身軽に仕事をしている大工さんをみ見て憧れたそうですが、今の大工さんは、3K「キツイ、キタナイ、キケン」の仕事だと思われているんですよね。実際、昔と今では大工さんの仕事も変わってしまったり、責任も変わってしまっています。棟梁と呼ばれて、全責任を背負っていたのが、今ではそれがないですからね。基礎工事に始まり、建前、造作、設備、仕上げとすべての業者を束ねて、段取りや納まりをすべて把握していたのですから、家全体の隅々まで目を光らせていました。今はそれが工務店の監督の仕事になっています。時代の流れでしょうね。でも、住宅の80%は大工で決まるといっても過言ではありません。私は大工を引退して6年になりますが、昔の棟梁と呼ばれるような大工を育てていきたいと思っています。

さて、第3話

木造住宅に携わるようになって、構造から下地、造作材まですべて木に変わったので道具が変わりました。今まで、鉄を切るのに専用の丸鋸とかサンダー、鉄切り鋏など他にもいろいろありますが、それらが無くなった代わりに、のこぎりの刃がいろいろ種類が増えたり、ノミもカンナ数が増え、バールもいろいろな大きさのものが必要になりました。使う材料と道具は変わりましたが、基本的には住宅を造ることですから考え方は同じです。ですがハウスメーカーの大工工事は、床、壁、天井、棚、扉、だけなので、柱や土台、梁、屋根などの構造体となる部分を考えたり造れることは大変面白く、世界が広がったように感じました。自分は物を造ることが本当に好きなんだと感じる数年間でした。

次回は小浦青年物語最終回です。(はや!)

大工時代の集大成の物件のお話です。

大工は80%
吹き抜けでも家の性能が良いと冬も快適
木をふんだんに使うと空気感が良い住宅になります
木をふんだんに使うと空気感が良い住宅になります