自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2023.10.11

無垢材の床材の特徴をご紹介します!

こんにちは!夢工房キッチンくらぶです!

今回は自然素材の家には欠かせない、無垢材の床の魅力についてご紹介します。

無垢床が広がる2階リビング。子どもたちが走り回れる開放感と気持ちよさが魅力です。

無垢材は木から切り出した単板の木材で、合板や集成材にはない魅力や特徴があります。

この無垢材をどう使うかで家の内装の雰囲気は変わります。

この記事を読んで、無垢材にご興味を持っていただければ幸いです。

無垢材の魅力

では、床材としての無垢材の魅力をいくつか見ていきましょう。

明るい光の入る2階リビング。明るいのに人目が気になることはありません。

1、自然な風合いと美しい木目

無垢材は天然の木材であり、その風合いや木目が美しく、化学合成された建材にはない、温かみのある雰囲気を醸し出します。

また単板なので、集成材のような無作為に張り合わせた木材と違い、木目が不自然に継ぎ合わされたりしません。

木の自然な見た目を活かすことができます。

2、木のぬくもりと足触りの良さ

無垢材は木の質感をそのまま感じることができ、裸足で歩いた際の足触りが心地よいのも魅力です。

合板を使用したフローリング材は一般的に、厚い塗膜を形成する塗料で表面をコーティングし、研磨して光沢を出しています。

このような床材は木の表面の感触も質感も残りにくいものです。無垢材の場合は、塗膜を形成しない自然のオイルで塗装するため、木肌の感触がしっかり残ります。なお、艶を出したい場合はセラックニスなどで表面に塗膜を作れば可能です。セラックは塗膜が非常に薄いため、ウレタン塗料等とは違い、木肌の質感はほとんど損なわれません。

3、張り方のバリエーションにこだわれる

無垢材の床は張り方のバリエーションにこだわれるのも魅力です。

材の長さが一定な定尺張りがスタンダードな張り方ですが、ある程度コストをかければ、より凝った張り方もできます。いくつか例を見てみましょう。

乱尺張りは、材の長さをあえて一定にしない張り方で、見た目がより無作為で自然な感じになります。

斜め張りは、文字通り壁に対して斜めに床材を配置していく張り方で、部屋にアクセントを付けたい場合などに有効です。

ヘリンボーン張りは、床材を斜めの規則的なジグザグに配置していく張り方で、斜め張り以上に見た目に強いインパクトがあります。

市松張りは、無垢材を張り合わせて正方形の板にし、その板を90度ずらしながら張り合わせることで市松模様のように見せる張り方で、こちらも見た目に強いインパクトがあります。

これらの他にも特殊な張り方があり、床のデザインにこだわりたい方には大変魅力的です。

4、調湿効果と調温効果

木材は導管が空気や水分を通すため、自然な湿度調節能力があります。

また導管に空気の層ができるため、温度調整能力もあります。

無垢材の場合は、合板や集成材のように導管がところどころ途切れていない上、空気や水分が出入りしやすいオイル塗装が基本なので、この調室効果と調温効果が一般的なフローリングの床より優れています。

このような特性から、無垢材の床は快適な室内環境を作り出すことができます。

5、高い耐久性と修復性

無垢材は一枚一枚が厚く、合板の床材より耐久性があります。また傷や凹みが付いた場合でもある程度は自然に回復しますし、研磨や再塗装によって修復することもできます。

6、使い込むと見た目に味が出る

無垢材は使い込むと見た目に味が出るのも魅力です。

化学的に合成された床材や厚い塗膜で覆った床材などで、表面に強い光沢があるものですと、使い込んだときの傷やくすみが悪目立ちしやすいです。

その点、無垢材は最初から木の自然な風合いが出ていますから、日常生活で普通に使用してできた傷やくすみが、丁度よいヴィンテージ感を醸し出します。

古い木製の高級家具を思い出してください。

ヴィンテージの木製家具は、退色や焼けがあっても、それが新品にはない味になります。

無垢材の床も、何年も毎日歩いていれば丁寧に使っていても使用感がでますが、それが古い木材特有の味のある質感に繋がります。

無垢材の床の弱点

このように無垢材の床には特有の魅力がありますが、弱点もいくつかあります。

1、大きな傷や凹みに弱い

まず、耐久性と修復性があるとはいえ、表面が硬いわけではないので大きな傷や凹みは残ります。

ですので、荒っぽい使い方をしてそこら中に大きな損傷がありますと、さすがに見栄えが悪くなります。

また色の残るものを落とした場合などは、固く絞った雑巾などでふき取るなどの対処をしないと、汚れが残る場合があります。傷や汚れも思い出の一つとして見れればよいですが、気になる方は普段から丁寧に扱う必要があるかもしれません。

2、変形する場合がある

合板は薄い板を何枚も張り合わせるため、張り合わせた板が互いに歪みを打ち消し合い変形しにくいです。

しかし無垢材は一枚板なので、歪みを出し切っていないと経年変化で変形する場合があります。

たとえば板目材などは木目が美しい反面、経年で曲がりやすいです。

無垢材の床材でも、ちゃんとしたものは木材を乾燥、シーズニングする段階で歪みを出して整形し直しているので、そこまで不安になる必要はありません。

ただそれでも合板ほど動かないわけではないので、ごくわずかなずれなどが出る場合もあります。

3、比較的価格が高い

一般的に無垢材は合板や集成材に比べて価格が高く、床材でもそれは同じです。これはまとまった大きさが必要なためで、一本の木から取れる木材の数が少ないのが理由の一つです。また樹種ごと、部位ごとの希少性によって無垢材の価格は変動しますから、希少なものはそれだけ高価になります。また先にご紹介した特殊な張り方などで工賃が上がる場合があります。

総合すると魅力が勝る

ここまで無垢材の魅力と弱点を見てきましたが、総合すると無垢材は十分に魅力的な床材と言えます。まず弱点のうち大きな傷や凹みに弱い点と、変形する場合がある点は大きな問題ではありません。気になるほど大きな傷や凹みは、意図的に付けるのでなければ滅多に付かないでしょう。

仮に高い位置から重くて角ばった何かを落とせば、大きく凹むことも考えられますが、それは他の床材でも大差ありません。変形に関しても、床材として流通している無垢材はきちんとシーズニングがされているため、生活に支障が出るほどの変形やずれは滅多にありません。

万が一、曲がりや歪みが出た場合でも、その部分を張り直すことで対処が可能です。価格についても、希少な樹種を使用すれば費用がかさむこともありますが、そうでなければそこまで大きな負担にはなりません。

重要なのはどの木がその家のデザインに合っているかどうかなので、あえて希少材を使わなくてもオシャレな家は建てられます。

無垢材の魅力を活かした自然素材の家は、夢工房キッチンくらぶにご相談ください。

夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご予算に合わせてご提供しております。

無垢材を用いた魅力的な家を、これまで多く手掛けてきましたので、迷われている方はお気軽にご相談ください。

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