自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2023.10.25

夢工房キッチンくらぶの家の耐震性は?

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

前回、当社の家は断熱性、気密性が高く、省エネ性能に優れているというお話をしました。

そこで次に気になるのは耐震性かと思います。

東日本大震災や熊本大地震のような巨大地震が起きたとき、倒壊しないか心配な人もいるでしょう。

もしかするとこのブログをご覧の方の中にも、東日本、熊本、中越、阪神などで被災した人もいるかもしれません。

命に関わることですから、そこはしっかりしていてほしいですよね。

食事ができるカウンター

結論から言うと、夢工房キッチンくらぶの家は極めて高い耐震性を備えています。

今回は木造建築の耐震性の話からはじめて、当社の家がなぜ地震に強いのか解説します。

気になる方はイベント、見学会にご来場ください。

そもそも木造建築は地震に耐えられるの?

そもそも木造建築は地震に強いのでしょうか。

なんとなく木造は弱く、鉄骨やRCは強いというイメージを持っている人も多いと思います。

ですがこのイメージは完全に正しいわけではありません。

ゲストルーム

木造が弱いと誤解される理由

ではなぜ木造住宅は弱いと誤解されるのでしょうか。

それはおそらく、大地震での倒壊率が木造以外の住宅よりやや高いからだと思われます。

ですがこれにも理由があります。

倒壊率は情報源によって数字が異なるので正確な数は不明ですが、総合すると次のような特徴が見られます。

1、木造住宅の倒壊率は他の住宅よりやや高い傾向がある。

2、古い耐震基準で建てられた木造住宅の倒壊率は、新しい耐震基準で建てられた住宅よりも高かった。

1を見ると木造住宅は他の住宅より倒壊しやすい傾向があるように見えますが、2を見ると、木造住宅でも新しい耐震基準で建てられた住宅は、古い耐震基準のものより倒壊しにくいことがわかります。

実は木造住宅には、古い耐震基準のものや、建築基準法施行前に建てられたものが多くあります。

つまり現行の耐震基準に適合していない家が、木造の倒壊率を上げている可能性があるのです。

耐震基準と木造住宅の強度

では耐震基準によってどれくらい強度に差が出るのでしょう。

耐震強度を直接比べるのは難しいですが、1997年に行われた神戸市の「阪神大震災において死者が出た木造住宅の建築時期」のグラフから、間接的にその違いを見ることができます。

#阪神大震災において死者が出た木造住宅の建築時期

(https://honkawa2.sakura.ne.jp/4361.html)

このグラフを見てもらえばわかる通り、建築時期が後になればなるほど死者の出る割合が減っています。

1981年の新耐震基準導入後に建てられた木造住宅では、死者が出た割合は0.07%と非常に低くなっています。

また建築基準法が定められたのが1950年ですから、その時点で耐震強度が大幅に上がったことも想像できます。

この資料は死者の割合についてのグラフなので、火災による死者も含まれると思われますが、それでも阪神大震災では倒壊による死者が多かったことを考えると、耐震基準の影響はかなり大きいことがわかります。

現行の建築基準法に適合しているかどうかが重要

結局、現行の建築基準法に適合しているかどうかが一番重要で、違法な設計をしない限り倒壊の心配はほとんどありません。

建築基準法では柱の太さや間隔などが細かく規定されていて、それを守っていれば十分な耐震強度が出るようにできています。

夢工房キッチンくらぶの家はどのぐらいの耐震性があるの?

では、夢工房キッチンくらぶの家はどのぐらいの耐震強度を備えているのでしょうか。

現行の建築基準法に適合しているのは当然ですが、当社は2000年の新耐震基準で最高ランクとなる、耐震等級3が標準仕様になっています。

耐震等級3はどのくらい地震に強いの?

耐震等級3がどのくらい強いかを知るために、等級1〜3それぞれの耐震強度を見てみましょう。

耐震等級1: 数十年に一度発生するレベルの地震(震度5程度)でも住宅が損傷せず、数百年に一度発生するレベルの大地震(震度6強~震度7程度)でも倒壊や崩壊が起きない。

耐震等級2: 等級1の1.25倍の強度

耐震等級3: 等級1の1.5倍の強度

このように、現行の建築基準法を最低限クリアする等級1でも非常に高い耐震強度を備えていて、等級3はさらにその1.5倍強くなります。

これは警察署や消防署など、災害時でも倒壊が許されない施設に適用される等級です。

耐震等級3を実現できるワケ

このような高い強度を実現できるのは、当社が耐震性の向上を徹底しているからです。

では、具体的な取り組みについて見ていきましょう。

 

構造専門の建築士によるチェックと、コンピュータ上でのシミュレーション

まず設計段階で、アトリエ建築士に加えて構造専門の建築士が耐震性能を厳しくチェックしています。

ここで建物の縦方向にかかる荷重、暴風などによる横からの風圧、縦横の強い揺れ、建材の接合部にかかる負荷、家屋を支える基礎部分の強度、建物の重心のズレによるねじれなど、あらゆる負荷に耐えられることを確認します。

さらに設計された住宅をコンピューター上で再現し、地震の揺れなどに耐えられるかシミュレーションし、リスクの見落としが無いか重ねてチェックします。

地盤改良工法(天然砕石パイル工法)

夢工房キッチンくらぶの家は基礎部分も徹底しています。

当社では、地面に穴を掘り砕石を詰め込んで石柱を作る「天然砕石パイル工法」を標準採用しています。

この工法は従来のセメントのような固結材ではなく砕石を埋め尽くすため、地震の横揺れによる地層のズレで破損することがなく、またズレても強度が落ちない仕組みになっています。

その他、壁の下地材には外からの衝撃を分散する耐力面材を使用するなど、設計、基礎、建材まで、あらゆるところで地震対策が施されています。

このように当社の家は極めて高い耐震性を備えているので、災害対策についてはむしろ普通の住宅よりずっとご安心いただけます。

まずはイベント、見学会にご来場ください

夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご要望に合わせてご提案しています。

また家づくりに関連したイベントも年間を通して開催しています。

モデルハウス見学会、完成見学会、建設中の家の構造見学会などの他、これから家を建てたいとお考えの方に向けた、各種勉強会も多数ご用意しています。

今回ご案内した耐震性など、性能面についてもより詳しくお伝えいたしますので、名古屋市近郊、愛知県周辺の方は是非チェックしてみてください。

 

イベント情報(https://www.yume-kobo.co.jp/events/)

夢工房キッチンくらぶは名古屋市を中心に、日進市、尾張旭市、春日井市、長久手市、瀬戸市、あま市、小牧市、稲沢市、一宮市、東郷町、みよし市、海部郡飛島村、知多郡阿久比町、半田市、津島市、大府市など愛知県で注文住宅、新築一戸建ての設計・施工を手掛けています。お気軽にご相談ください。

 

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