夢工房の家づくりコラム
2023.12.13
内装に使ってみたい。”色の濃い”木材
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こんにちは、夢工房キッチンくらぶです。
今このブログをお読みの方は「無垢材を家に取り入れてみたい」「床材は木がいいな」などお考えの方が多いのではないでしょうか。自然素材でやさしい家づくりを手掛ける当社の家でも「木材」をよく使います。
ただ木材は薄い色のイメージがありませんか?
濃い色が欲しいときは塗装すればいいですが、どうせなら木そのものの色味を活かしたいと考える方もいると思います。
実は木の中には色の濃い種類もたくさんあり、昔から内装や高級家具によく使われています。
今回はそんな内装に使える色の濃い木材について、その特徴と魅力をお伝えします。

心材と辺材
一般的に、木は内側と外側で心材と辺材に分けられます。内側の部分が心材で、外側の部分が辺材ですね。心材は辺材に比べて密度が高く重い傾向があり、色も辺材より濃くでるのです。色の濃淡の差は樹種によってまちまちで、心材と辺材であまり色が変わらないものもあれば、はっきりと変わるものもあります。
今回ご紹介する木材の多くは、心材は黒や濃い赤褐色をしていますが、辺材は白っぽいものが多いです。

色の濃い木材の一般的な使い道
色の濃い木材は、昔から楽器や仏壇、高級な家具や小物など幅広く使われてきました。仏壇の黒い見た目は今では合板に木目を印刷したものもありますが、元は黒檀や紫檀など色の濃い木を使用していました。また仏壇以外で色の濃い木材を使用する物の代表が楽器です。ヴァイオリン、チェロなどをはじめ、ギター、バンジョー、ウクレレなど、主に弦楽器の指板材として用いられる他、ドラムの木枠やスティックにも用いられることもあります。建材としては主に内装の装飾用の化粧板として、機能よりもその色味や質感、模様などを目的に使用されます。特に紫檀は高級な内装材として昔から広く使われてきました。
色が濃く比重の重い木はどれも強靭で、中には音響特性に優れたものもありますから、丈夫さが求められる物や音響機材には最適と言えます。
色の濃い木材の種類
では、色の濃い木材の代表的な種類を見ていきましょう。
エボニー(黒檀)
エボニーはその黒々とした色味から、仏壇や高級家具、楽器などによく用いられます。比重は1.1ほどと重く、木目が見えにくく油分を含むため、磨くと黒光りして高級感が増します。縞があり油分が少ないマッカーサー・エボニー(縞黒檀)などもあります。非常に硬く強靭ですが、薄いと乾燥で割れることがあります。
内装で使用する場合は、棚や引き出しの扉の色を黒にしたいときなどに、化粧板として使うのが適しています。
ローズウッド(紫檀)
ローズウッドもエボニー同様、仏壇、高級家具、楽器などによく使われます。食器や小物にもよく使われ、サイズの小さい角材なら東急ハンズやホームセンターなどでも購入できます。バラのような香りがするためその名がついたと言われていて、また和名が紫檀なのは色味がやや紫に近い茶褐色をしているためです。比重は1.0前後と重く、非常に硬く、また虫や菌にも強いので、耐久性は十分です。木目が複雑にうねっていることがあり加工性は悪いですが、加工後は安定します。
大きい材を取るのが難しいためサイズによってはかなり高価になりますが、その木目のうねりと落ち着いた雰囲気から、和室の柱などに使われることもあります。その他、化粧板としてエボニーより少し茶色寄りの色が欲しいときに使えます。
タガヤサン(鉄刀木)
タガヤサンは黒色をした木ですが、空気に触れると少し紫色になります。高級家具などに使われ、日本では黒檀、紫檀と並ぶ三大唐木として、その見た目の美しさが高く評価されています。比重は0.8ほどですが非常に硬く、虫にも菌にも強いため、耐久性が求められる場所に適しています。また磨くと美しい光沢が出るのも特徴です。こちらも化粧板としての使用が適しています。
ブビンガ
ブビンガは鮮やかな赤褐色をした木材で、特殊な杢目がでることもあります。その独特な見た目が好まれ、家具から小物まで幅広く使われています。時間の経過とともに色が深みを増していくのも魅力です。比重が0.9前後と重く、硬く強靭で耐摩耗性にも優れ、安定性も高く狂いにくいです。赤茶色で木目に高級感があるので、カウンターの天板などに使うとよいでしょう。エボニーやローズウッドに比べると大きなサイズを取れるので、装飾以外の用途でも比較的使いやすいです。
パープルハート
パープルハートはその名の通り紫がかった赤褐色をしています。比重は0.9弱で重く、硬く安定しているほか、虫や菌にも強いです。紫がかった色味は木材としては珍しく、その見た目を活かした家具や小物など様々なものに使われます。こちらはその紫がかった色味を活かしたいときに化粧板として使うのが適しています。
ゼブラウッド
ゼブラウッドはここで紹介した中では色が薄い方ですが、茶褐色にはっきりとした縞模様の木目が入る独特の見た目から、高級家具でよく使われます。その名の通りシマウマのような模様で、装飾として上手く取り入れるとハイセンスで一味違う雰囲気を出すことができます。加工が難しく、加工後もやや狂いやすいのが難点ですが、それを差し引いても取り入れる価値がある個性的な見た目を持っています。内装に縞模様が欲しいけれど印刷されたものは不自然で嫌というとき、ゼブラウッドの化粧板を使うと自然な縞模様を付けることができます。
他にも色の濃い木材は種類が豊富にあるので、ぜひ調べてみてください。
色の濃い木材が合う場所
では、家の中で色の濃い木材を使用するとしたらどこが良いでしょうか。色の濃い木材は高価なものが多く、色味や木目から存在感も強いです。なので床など面積が広い箇所に使うにはコストが高く、また圧迫感も強くなります。
逆にそのシックで高級感漂う見た目が活きる場所に使うと、その空間の雰囲気を引き締めることができます。では、具体的な用途を見てみましょう。

和室
和室に色の濃い木材を使用するのは良いアイディアです。床間、特に床柱に紫檀系の木材を使うと、それだけで和室らしさがぐっと増します。地袋の天板や天袋の底板なども床柱と色を合わせると統一感が出ますし、座卓などの家具も同じ木材で統一すれば本格的な和室に仕上がります。また和モダンなデザインでも色の濃い木材はアクセントになるので、センス次第でオシャレな雰囲気も出せます。
カウンター
もしバーカウンターのような設備を設けるなら、色の濃い木材は候補に入れてよいでしょう。その見た目から高級感や落ち着いた雰囲気を演出できます。またライティングの仕方によっても色味や木目の見え方が変わるので、そこもこだわってみると面白いかもしれません。照明を当てると少し色が飛ぶので、人が座るところだけ間接照明で照らしてコントラストを付けるなど、アイディア次第でいろいろなことができます。
その他、スポットでの使用
カウンター以外でも、スポットで濃い色がほしいとき、化粧板として色の濃い木材が役に立ちます。たとえばキッチンカウンターの側面を黒やブラウンにしたいときや、床の一部に濃い色を使いたいときに使えます。マッカーサー・エボニーやゼブラウッドはナチュラルな縞模様が出るので、縞模様が欲しいときに役立ちます。

色の濃い木材が合わない場所色の濃い木材が合わない場所もあります。いくつか例を見てみましょう。
リビング
色の濃い木材をリビングに使うことはできますが、黒や濃い茶褐色は使用する面積が広いと圧迫感が強くなりやすくなる傾向があります。限られた土地の広さですので、明るい色の方が開放感が出て広く見えます。
その代わり天井や壁の一部を色の濃い色の木材やクロスを使うことで奥行きが出ますのでそういった使い方もおすすめです。
各種イベント、見学会を開催しております
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