夢工房の家づくりコラム
2024.07.12
脱衣所と洗面所を分ける間取りメリットデメリット! 成功の秘訣を事例と一緒にご紹介
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こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。
7月に入りましたが、まさに梅雨本番といったお天気が続いていますね。
湿度が高すぎて、髪の毛のセットがうまくいきません(泣)
くせ毛に当たりが強い梅雨の季節、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
高気密高断熱のお家は湿気にも強く、お家の中はとても快適なのですが、外出すればせっかくセットした髪の毛も台無し…
良い梅雨対策をご存知の方は是非教えてくださいね。
突然ですが、あなたのお家の洗面所と脱衣所は一緒の空間にありますか?それとも別々の間取りになっていますか?
昔からの定番の間取りと言えば、洗面所と脱衣所が同じ空間にある「洗面脱衣所」。
最近ではその「洗面所」と「脱衣所」を分けたいというご希望が増えてきています。
実際に、洗面所と脱衣所をそれぞれ独立させた間取りをご提案させていただくことも多くなってきました。
「洗面所」も「脱衣所」も、家族が毎日使う場所だからこそ使い勝手よく、快適な空間にしたいですよね。
そこで今回は「洗面所」と「脱衣所」を別にした場合のメリット・デメリットを、実際の事例を交えてご紹介していきたいと思います。
それぞれの部屋としての役割
建売住宅の間取りでもよく目にする定番の「洗面脱衣所」。
言葉通り、当たり前のように同じ空間に設置されることの多い洗面所と脱衣所ですが、役割はまったく違います。
洗面所は「顔や手を洗う」「身支度を整える」場所。
脱衣所は「入浴の準備や衣服の着脱をする」場所。
実は洗面所はどちらかというと家族以外の人も使えるパブリックな空間で、脱衣所は家族のためのプライベートな空間なんです。
部屋としての役割を理解した上で別々の間取りにすると、たくさんのメリットが見えてきます。
洗面所と脱衣所を分けるメリット
洗面所と脱衣所を分ける間取りは、子育て世代や二世帯で暮らすご家庭にぴったりの間取りです。ここでは、洗面所と脱衣所を分けるメリットをご紹介します。
洗面所と脱衣所を同時に使用できる
洗面脱衣所の間取りの場合、家族が入浴中に他の家族が洗面所を使用できない!という問題が発生することがあります。
いくら気心の知れた家族とはいえ、思春期あたりからはプライバシーを尊重してあげたいですよね。
朝晩の忙しい時間帯に、洗面脱衣所の前で大渋滞…なんてこともありえます。
しかし洗面所と脱衣所が別々であれば、そんな問題も解決!家族の身支度が時短に繋がります。
お客様に気兼ねなく洗面所を使ってもらえる
洗面脱衣所に洗濯機を置いている間取りは良く見ますよね。
お風呂に入るときに脱いだ衣服をそのまま洗濯機に入れる⇒洗う、という流れが大変効率的だからです。
ですが、来客時に洗面脱衣所の部屋干しの洗濯物や、洗う前の汚れた衣服が目についてしまうのではないかとハラハラしたことはありませんか?
生活感を感じさせるものをお客様に見られるのは少し気が引けてしまいますし、相手にも気を使わせてしまう可能性があります。
そんなときでも、洗面所と脱衣所が別であればスマートに案内することができます。
部屋干しが邪魔になりにくい
先ほどもお伝えしたように、洗面脱衣所で洗濯を同時に行うというお家は多いです。
洗面脱衣所に部屋干しすることもありますよね。
洗濯物の多い日などは、洗面所を使うたびに吊り下がる洗濯物をかき分けて使わなくてはならない、なんてことも。
こちらも洗面所と脱衣所が分かれていれば解決です。
洗面所と脱衣所を分けるデメリット
ここまではメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
2つのスペースを作るための広さが必要になる
洗面脱衣所の場合、約2帖前後の広さが必要とされています。それを分けた場合、単純に半分ずつそれぞれ1帖で足りるかというと、そうではありません。
収納スペースの確保や複数人で使用することなどを考えると、それぞれ1.5帖以上のスペースが必要になります。
その結果、洗面所と脱衣所を同じ広さで確保するとなると、その分他のスペースを圧迫しかねません。そうならないためには、まずスペースを確保したい場所の優先順位を決めておくことが不可欠です。
コストがかかる
十分な広さはもちろんですが、仕切るための壁や扉、照明や窓など費用もかかってきます。
洗面所が離れてしまうと給排水の配管工事費も必然的にかかります。
予算的に難しい場合は、仕切りを扉でなく、ロールスクリーンやアコーディオンカーテンで仕切ることで自由度を高くすることも解決案の一つです。
動線が増える
離れた洗面所で予洗いをした洗濯物は、その都度脱衣所に持ち込まなくてはいけないという動線がうまれ、その分手間がかかります。
小さなことかもしれませんが、日々積み重なると不便を感じることもあるでしょう。
脱衣所に予洗い用のスロップシンクを設けるなど、ストレスを感じないための工夫をしたいですね。
洗面所と脱衣所を分けた間取りが向いているのは?
実際に洗面所と脱衣所が分かれた間取りが向いている家庭というのは、子育て世帯や二世帯で暮らす家庭など、同居家族が多い家庭です。
さらに自宅でお店や講師のお仕事をしていたり、友人や親戚での集まりが多かったりする場合にも、プライバシー空間を守れるこの間取りはオススメです。
部屋干しスペースが欲しい共働き家庭にもご提案させていただくことが多いです。
洗面所と脱衣所を分けた間取りが向いていないのは?
一方で、LDKなどの他の空間を広くしたい、というこだわりがある方にはオススメしていません。
また、少人数家族やコンパクトなお家を好む方は、わざわざ分けるメリットはあまり感じないかもしれません。
洗面所と脱衣所が分かれたお家の事例紹介
光を取り込む三角屋根の家
洗面所と脱衣所が隣あわせでありつつも、引き戸で仕切ることができるようになっています。脱衣所には洗濯してすぐに部屋干しもできるちょっとしたランドリースペースになっており、家族みんながプライバシーを保ちつつも暮らしやすい空間になっています。
ひとつに纏まる家
こちらは脱衣所と洗面所は、部屋としては一体になっていますが、ロールスクリーンで仕切れるようになっています。
こちらのお家は洗面脱衣所以外に、パブリックに使える大きな独立洗面台があるため、家族以外の方にも気兼ねなく手を洗っていただけます。
ご自宅でお料理教室をされていることもあり、みんなにうれしい間取りですよね。
こだわりと光のあふれるお家
親戚で集まることも多いという仲良しなご家族のお家です。
人が集まるからこそ必ず使う洗面は広々としていて、3人くらいは余裕で並んで身支度も整えられますね。
引き戸で仕切られた脱衣所も十分な広さがあります。
このぐらいスペースに余裕があるといいですよね!うらやましくなってしまいます(笑)
▼そのほかの施工事例ページはこちら
https://www.yume-kobo.co.jp/works/
洗面所も脱衣所も、家族全員が毎日使う場所だからこそ、後悔のないようメリット・デメリットをよく比較して検討することが大切です。
コストはもちろん、スペースの問題もクリアすることができれば、この間取りは家族にとってもお客様にとってもありがたいスペースになってくると思います。
ライフスタイルや家族構成をふまえ、あなたに一番快適な形をつくっていきましょう。
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1本あたり2分で見ることができる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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