自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2025.03.06

回遊動線のある快適な暮らしを注文住宅で叶えるポイント

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

マイホームをお考えのみなさんなら一度は耳にしているであろう「動線」。
実はこの動線がわずか数歩、たった数秒長くなることで、一気に物事が負担になってしまうということをご存知ですか?
人は最短距離で目的を達成することに快感を覚えます。ならばすべての動線を最短距離にするには、どうしたらいいのでしょうか?
それを解決するのが、今回のテーマである行き止まりのない「回遊動線」です。

しかし、やみくもに回遊動線を取り入れると暮らしやすくするための工夫を諦めないといけなくなってしまうことも。
今回は、回遊動線を効果的に間取りに取り入れたい人向けに、回遊動線のメリット・デメリット、さらに回遊動線をつくる上で見逃せないポイントについてもご紹介します!

そもそも回遊動線とは

回遊動線とは行き止まりがなく、自由に行き来できるように設計された通路や空間のことを指します。これを取り入れることで、壁に遮られることなくスムーズに部屋間を移動し、元の場所に戻ることができます。また、1つの部屋に2つ以上の出入り口がある場合も回遊動線とみなされます。
回遊動線があると、家の中を効率的に移動できるためとってもスムーズ!
家事の効率を上げたい人や、大家族で水廻りや廊下の混雑に毎日悩まされている人にとって、とても便利な設計です。また回遊動線は、視覚的に広がりを感じさせる効果もあり、限られたスペースでも開放感が得られるのも特徴です。

回遊動線のメリット

家族の移動がスムーズになる

回遊動線があると、通路の行き来で窮屈な思いをすることなく家族がスムーズに移動できます。移動距離が短縮されることで家事の効率も向上し、空間のつながりによって広さを感じることができます。

渋滞を防ぐことができる

1つの場所に複数の出入り口を設けることで、家族が行き交う際の渋滞を防ぐことができます。特に廊下や水回り付近での衝突を減らせるのがメリットです。
たとえば玄関周辺に回遊動線を取り入れると、外出時の動線がスムーズになります。リビングから玄関へ向かう通路に加えて、キッチンからシューズクロークを通って玄関へ出られる動線を確保しておくと、家族が同時に出かける際も玄関が混雑せず快適です。

移動距離を短縮できる

回遊動線を取り入れることで各部屋への移動がスムーズになり、効率的に動けるようになります。例えば、玄関から洗面脱衣室やお風呂へ直接アクセスできる回遊動線を作れば、外で遊んで汚れた子どもがリビングを通らずにお風呂へ直行できます。単に移動距離を短縮するだけでなく、特定のスペースに汚れを持ち込まないといったメリットもあります。

家事効率がアップする

回遊動線をキッチン周辺に取り入れることで、料理をしながら洗濯や掃除などの家事を効率よく進められます。
例えば、キッチン・洗面脱衣室・洗濯物干場を回遊動線でつなぐことで、お洗濯をする、干す、取り込むまでスムーズ。小さなお子様がいるご家庭では、リビングやキッズスペースを含めた回遊動線を作ると安心です。家事をしながらでもすぐに子どもの様子を確認できるため、より集中して作業ができますし、呼ばれればすぐに子どものそばに駆け寄ることもできます。

空間に繋がりが生まれる

回遊動線を取り入れると、動線を確保するために壁を減らすことが多くなります。その結果、視線が遠くまで届きやすくなり、実際のスペース以上の広がりを感じられます。
また廊下を減らして部屋同士をつなげることで各部屋のスペースを有効活用でき、より開放感のある空間が生まれます。

より広く感じさせる、プラスアイディア

回遊動線と合わせることでさらに快適に暮らせるアイディアをご紹介します!

  • 吹き抜けを設ける
  • 大きな窓や天窓を取り入れる
  • バルコニーやウッドデッキを設置し、リビングと一体感を持たせる

これらのアイディアを組み合わせながら、回遊動線を最大限に活かした快適な住まいづくりを検討しましょう。

回遊動線のデメリット

間取りを決めてしまう前に、回遊動線のデメリットも確認しておきましょう。

収納や生活スペースが圧迫されやすい

回遊動線を取り入れると壁の少ない間取りになり、収納家具を配置しにくくなります。その結果、収納スペースが不足し、物が散乱しやすくなる可能性があります。快適な空間を保つためには、間取りの設計段階から収納計画をしっかり立てておくことが重要です。
例えば、備え付けのクローゼットやストック専用の部屋を設けることで収納を充実させられます。また、ウォークスルークローゼットのように、通路と収納スペースを兼ねた設計も有効です。
さらに、回遊動線を確保することで、生活スペースが狭くなる可能性もあります。特に床面積が限られている狭小住宅では、必要な生活スペースをしっかり確保しながら回遊動線を取り入れることが大切です。

プライバシーの確保が難しくなることも

回遊動線を取り入れる場所によっては、家族のプライバシーが確保しにくくなる場合があります。例えば、洗面脱衣所に2つの出入り口を設けると、人の出入りが増えることで入浴時間が少し落ち着かないかもしれません。
プライバシーを守るためには出入り口に扉を設置し、必要に応じて鍵を付けるのも一つの方法です。お風呂の時間帯だけ鍵をかけるなど、家族でルールを決めておくことをおすすめします。

回遊動線の間取りで後悔しないためのポイント

回遊動線を採用する際は、家族のライフスタイルに合わせて間取りを設計することが大切です。また、回遊動線をつくることをメインに家づくりを進めるのではなく、あくまでも住みやすさ、暮らしやすさを重視した間取りを広い視点でとらえることがポイントとなります。

家族のライフスタイルに適した回遊動線を取り入れる

建築家との家づくりを行う夢工房キッチンくらぶでは間取りを決める前に、まず家族の行動パターンをヒアリングさせていただいています。たとえば食事の動線では、お買い物から帰宅して、食材をしまう、食材をだして調理する、お皿を出して盛り付ける、配膳する、食事をする、片付ける、洗う、しまうなどの動作が生まれます。お洗濯も同様にさまざまな動作が生まれます。スムーズな動線でストレスがないかたちにするためには、ご家族のライフスタイルに合った形で回遊動線を配置することで快適な住環境を実現できます。

夢工房キッチンくらぶで多いのは、「夫婦で勤務時間がバラバラなので気を使わずに身支度をしたり休んだりしたい」というご要望です。
ご家族が眠っている早朝にご出勤される方、夜勤があり日中が睡眠時間の方もいらっしゃると思います。

まずはご家族のライフスタイルを書き出してみましょう。
夢工房キッチンくらぶでの打ち合わせでは、ご家族のライフスタイルに忠実に合わせた間取りをご提案させていただくことが可能です。
多くの方から「こんなにも使いやすく、過ごしやすい家になるなんて」と喜ばれています。

逆に、回遊動線を優先しすぎない間取りづくりも忘れずに

無理に回遊動線を確保するのではなく、バランスを考えた間取り設計を心がけましょう。
例えば、アイランドキッチンは壁と接していないため、周囲を自由に行き来できる回遊動線を生み出します。複数人で調理や家事がしやすいメリットがありますが、その分広いスペースを確保しなければなりません。

大切なのは「暮らしやすいかどうか」です。
私たち夢工房キッチンくらぶのスタッフも建築家も、たくさんのお家をご提案し実際にかたちをつくり、たくさんのご家族から暮らし心地をお聞きしてきました。
家づくりのプロとしてあなたにぴったりなお家を寄り添っておつくりすることをお約束いたします。

回遊動線のあるお家の事例紹介

夢工房キッチンくらぶで建てた、回遊動線のあるお家をご紹介します!

風情と共に豊かに暮らす家

家族用と来客用に分けられた玄関から入って、キッチン→リビング→玄関をぐるぐるとまわることのできる回遊動線になっています。
お買い物のあと、重い荷物をすぐにパントリーと冷蔵庫に運ぶことができますし、リビング側にまわればそのままくつろぐことも、2階に上がることもできます。

風情と共に豊かに暮らす家

 

朝食をテラスでくつろぐ平屋

お風呂からランドリースペース、ファミリークローゼットがまっすぐ繋がります。
一直線に並ぶ家事動線はすべて回遊できるので、行き止まりがなく行き来もスムーズ。
無駄のない間取りでゆとりある贅沢な平屋です。

朝食をテラスでくつろぐ平屋

 

今回ご紹介したのはほんの一部です。
夢工房キッチンくらぶでは毎回お施主様に合った動線を、お施主様の目線で考えて一緒に家づくりをしています。
よかったら施工事例ページから、さまざまな動線をみることができるので、是非参考にしてみてくださいね。

▼施工事例ページはこちら
https://www.yume-kobo.co.jp/works/

 

まとめ

回遊動線を取り入れることで、移動がスムーズになり、家事の効率が向上するだけでなく、開放感のある空間をつくることができます。
特に、家族が多い家庭では、廊下や水回りの混雑を防ぎながら快適に過ごせる点が大きなメリットです。また、移動距離が短縮されることで、家事がスムーズに進み、日々の生活の負担を軽減できます。
さらに、壁を減らすことで視線が遠くまで届き、実際のスペース以上に広がりを感じられるのも回遊動線の魅力のひとつです。

しかし一方で、回遊動線には注意点もあります。壁が少なくなることで収納スペースを確保しにくくなり、生活空間が圧迫される可能性があります。そのため、間取りを設計する際には収納計画をしっかり立てることが重要です。また、動線の確保を優先しすぎると、結果的に暮らしにくくなるケースもあります。
そのため、家族のライフスタイルに合った動線を計画し、生活動線とのバランスを意識することが大切です。
夢工房キッチンくらぶでは、こうしたポイントを考慮しながら、回遊動線を活かした住まいづくりを提案しています。あなた自身と家族に最適な動線を取り入れ、快適な暮らしを実現しましょう。

 

夢工房キッチンくらぶのYouTubeもぜひご覧ください

弊社では、マイホームづくりを初めて行う方のために、基礎知識をたくさん学べるYouTubeを公開しています。
1本あたり2分で見ることができる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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弊社代表取締役、小浦義一のブログはこちらからご覧いただけます。
小浦が本当にお伝えしたい、建築のあれこれについて語っていますのでご興味のある方はぜひ下のリンクから覗いてみてください!
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夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご要望に合わせてご提案しています。

内装、外装の配色についても、一流の建築デザイナーのサポートがあるのでご安心ください。

家づくりに関連したイベントも年間を通して開催しています。

完成見学会、建設中の家の構造見学会などの他、これから家を建てたいとお考えの方に向けた、各種勉強会も多数ご用意しています。

ご興味のある方はぜひ、イベント情報をご確認ください。

https://www.yume-kobo.co.jp/events/

 

夢工房キッチンくらぶは名古屋市を中心に、日進市、尾張旭市、春日井市、長久手市、瀬戸市、あま市、小牧市、稲沢市、一宮市、東郷町、みよし市、海部郡飛島村、知多郡阿久比町、半田市、津島市、大府市など愛知県で注文住宅、新築一戸建ての設計・施工を手掛けています。お気軽にご相談ください。

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