コラム
2025.03.27
小さなお子様がいるご家庭必見!「ヒヤリハット」に気を付けて安全な住まいにしよう
こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。
ようやく寒さも和らぎ、春の気配をあちこちで感じるようになりました。新しい季節の始まりに、何かワクワクすることを始めたくなりますね。皆さんの春の楽しみは何でしょうか?
さて、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、家の間取りや動線が時に事故や怪我の原因になってしまうことがあります。特に戸建て住宅には、階段や吹き抜け、ベランダなど、子どもにとって危険が潜む場所が多くあります。
そこで今回は、注文住宅を検討している子育て世代のご夫婦に向けて、子どもと安全に暮らすためのアイデアをご紹介します。
これからの家づくりの参考にしていただければ幸いです。
お家での子どもの事故
大人にとっては何気ない間取りでも、小さなお子様にとっては思わぬ危険が潜んでいます。
積水ハウスさんが0歳から小学2年生までの子どもを持つ全国の男女480人を対象に行った「住まいにおける子どものヒヤリハット調査(2024年)」では、家の中で子どもが「事故やケガをしそうになった経験(ヒヤリハット)」がある人が半数以上にのぼり、中でも3歳以下が多いことがわかったそうです。
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20240913/
参考:積水ハウス
ここでは、住宅で起こりやすい子どもの事故の具体例を挙げていきます。
玄関からの飛び出し
玄関と道路までの距離が短い場合や、敷地内から簡単に道路へ出られる住宅では、子どもが飛び出してしまい、事故に遭うケースが多くあります。
たとえ車ではなく、自転車との接触でも、小さなお子様にとっては大きな怪我につながることがあります。
玄関周辺の設計次第では、子どもが走り出しやすい環境になっていることも。
窓やベランダからの転落
子どもは好奇心旺盛なため、窓を開けたり、ベランダに出て外を覗き込むことがよくあります。しかし、その結果窓から転落したり、ベランダの室外機や家具を足場にして転落してしまう事故が毎年のように発生しています。
階段や吹き抜けからの転落
住宅内で発生しやすい事故のひとつが、階段や吹き抜けからの転落です。特に、小さなお子様はバランスを崩しやすいため注意が必要です。
小学生低学年くらいまでは、階段での転落事故が発生しやすいと言われています。
また吹き抜けの手すりの間隔が広すぎると、すり抜けて落下してしまう危険性があります。
建具や設備の引き出しでの怪我
キッチンや収納の引き出しは、大人には何でもないものですが、子どもにとっては指を挟んでしまうリスクがあります。
手や足の指を骨折する事故も報告されているため、注意が必要です。
キッチンでの火傷や刃物による怪我
キッチンは、家庭の中でも特に火傷や刃物による怪我の危険性が高い場所です。
例えば、
- ガスコンロの火を触ってしまう
- 熱い鍋やフライパンに手を伸ばしてしまう
- 包丁を勝手に取り出してしまう
浴室での溺水事故
子どもの浴室内での溺水・溺死というのは、大人がほんの少し目を離した時に起こることが多いです。
たった5cmほどの水深でも溺れる可能性があるため、入浴中や水遊び中は絶対に目を離さないようにしましょう。
意外にも、子どもにとってお家の中は危険であふれています。これらの事故を防ぐためには、事前の対策が欠かせません。
子どもと安全に暮らすためのアイデア
では、子どもが安全に暮らせる家をつくるためには、どのような工夫をすればいいのでしょうか?ここでは、具体的な対策方法をご紹介します。
玄関
対策ポイント
✅ 鍵付きの門やフェンスを設置する。
✅ 玄関と道路の間にアプローチスペースをつくり、直接飛び出せないようにする。
こうした対策をすることで、万が一子どもが玄関から飛び出してしまっても、すぐに道路に出ることを防ぐことができます。
窓・ベランダ
対策ポイント
✅ 窓には転落防止柵を設置する。
✅ ベランダの手すりは乗り越えにくいデザインにする。
✅ 透明のパネルを活用し、圧迫感を減らしつつ安全性を確保する。
その他にも、窓やベランダの手すり付近に足場になるようなものを置かないようベランダや窓周りの環境づくりに注意が必要です。
階段や吹き抜け
対策ポイント
✅ 階段には蹴込み板(ステップの間の板)を設置する。
✅ 吹き抜けの手すりはパネルやネットで隙間を埋める。
✅ お子様が小さい間は、ベビーゲートを活用する。
他にも、敷地に余裕がある場合は、階段の途中に踊り場を設けることも対策の一つとなります。
建具や設備の引き出し
対策ポイント
✅ 建具や引き出しを「ソフトクローズ仕様」にすることで、ゆっくり閉まり指を挟みにくくする。
✅ 引き出しやドアには指はさみ防止のストッパーを設置する。
キッチン
対策ポイント
✅ IHコンロを採用し、火傷のリスクを減らす。
✅ チャイルドロック付きのコンロを選ぶことで、誤操作を防ぐ。
✅ 包丁ロック機能付きの収納を採用し、子どもが勝手に取り出せないようにする。
浴室
対策ポイント
✅残し湯をしない
✅床材、浴槽内に滑り止めを施す
まとめ
今回は、小さなお子様がいるご家庭向けに、住宅内で起こりやすい事故とその対策について詳しくご紹介しました。
これらの住宅での事故を未然に防ぐために、今一度、現在お住まいのお家が安全であるかの確認と対策を再検討してみてはいかがでしょうか。
特に、マンションやアパートから戸建て住宅へ住み替える場合は、これまで気にならなかったリスクが発生することもあります。
またこれからマイホームをお考えの方にとっても、ご参考になれば幸いです。
私たち夢工房キッチンくらぶでは、これらを踏まえて安心安全な住まいをご提案できるよう心掛けています。
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