夢工房の家づくりコラム
2025.07.17
【家づくりのプロが解説】2025年4月からの建築基準法改正とは?夢工房キッチンくらぶの建てる自然素材の家にどう影響する?
INDEX
こんにちは。
名古屋市・天白区を拠点に、自然素材にこだわった家づくりをしている夢工房キッチンくらぶです。
まだ7月だというのに、すでに猛暑が続いていますね。現場でも職人さんたちがこまめに水分補給しながら、汗だくで頑張ってくれています!
こんなに暑いと「家の中くらいは快適であってほしい…」と、改めて住まいの断熱性や省エネ性能の大切さを実感してしまいます。
実は、今年2025年4月から「建築基準法」が改正されて、これからお家を建てる人にとって見逃せない変化がいくつも盛り込まれたのをご存知でしょうか?
今回は、「自然素材で心地よい家づくり」をご提案している私たち夢工房キッチンくらぶの視点から、この法改正でどんな点に気をつけるべきか?どんなチャンスがあるのか?をわかりやすく解説していきます!

そもそも「建築基準法」って?
そもそも「建築基準法」とは、住宅や建物を安全で快適に建てるために定められた、いわば“住まいづくりのルールブック”です。この法律には、たとえば地震に耐えられる強い構造にすることや、火災や強風といった災害に対して備えること、さらには断熱性能や室内の空気環境といった快適性を保つための基準などが盛り込まれています。こうした決まりごとはすべて、そこで暮らす人の命や健康を守るためにあるのです。

2025年4月改正の背景と目的
今回の建築基準法の改正は、ただルールを変えただけではありません。背景には、日本が掲げる「2050年カーボンニュートラル」という大きな目標があります。
というのも、建物というのは私たちが思っている以上に地球環境に大きな影響を与えていて、実は日本全体のエネルギー消費の約3割、さらに木材の使用量の約4割を建築物が占めているんです。
つまり、家づくりや建物の使い方を見直すことは、地球温暖化対策や森林資源の有効活用に繋がります。今回の法改正は、その流れを加速させるための大きな一歩となります。
具体的には、
✅断熱や設備の性能向上による省エネルギー化の義務づけ
✅木材をもっと積極的に活用するための構造規制の見直し
✅古い建物を長く安全に使い続けるための既存建築物の長寿命化
などが主な目的となっています。
これからの家づくりは、「どんな間取りにするか」「どんなデザインにするか」だけでなく、「どれだけ環境にやさしく、長く心地よく暮らせるか」が重要なテーマになっていくのです。

改正の3大注目ポイント
「4号特例」が縮小され、確認審査が厳格化に
これまで一定規模以下(「木造2階建て以下」かつ「延べ床面積500㎡以下」かつ「高さ13mもしくは軒高9m以下」)の小規模建築物(=4号建築物)は書類手続きが簡略化されていました。これが「4号特例」です。
しかし今回改正でその枠が狭まり、小規模建築物においても構造計算書や省エネ書類の提出が必要なケースが増加しました。
その「4号特例」の縮小に伴い、「4号建築物」という分類自体が、新たに「新2号建築物」と「新3号建築物」に再分類されました。
住宅で最も一般的とされる木造2階建ては「新2号建築物」に分類されることになります。新2号建築物は従来よりも建築確認申請時の審査項目や提出書類が増えます。

参考:国土交通省
中高層木造・構造規制の合理化
木造建築の高層化に対応し、3階以下・高さ16m以下の木造は、簡易構造計算でOK、また二級建築士でも設計が可能になりました 。ただし、構造計算対象の面積は500㎡→300㎡超へ変更となり、壁量や柱径も実重量に応じた計算へ見直されました。
★補足★ ~中高層木造って?~
建物はその高さや階数によって「低層」「中層」「高層」と分けられます。
| 分類 | 階数の目安 | 概要 |
| 低層木造 | 平屋~2階建て | 一般的な木の戸建て住宅 |
| 中層木造 | 3階~5階程度 | 店舗併用住宅・小規模集合住宅など |
| 高層木造 | 6階以上 | 特殊な設計・材料が必要な分野(日本ではまだ少数) |
全ての新築建築物に省エネ基準適合が義務化
2025年4月以降に着工する住宅・非住宅のすべてで、断熱性能や一次エネルギー消費(BEI)などの省エネ基準が必須になります。増改築は部分対応でも可とされます。

どう変わる?家づくりにおけるメリットとデメリット
今回の法改正は、これからお家を建てる人にとってチャンスでもあり、注意点もある大きな転換点です。ここでは、家づくりの視点から見たメリットとデメリットを整理してみましょう。
メリット
より高性能なお家が“当たり前”に
改正によって、省エネ性能(断熱性・設備効率など)の基準が強化されました。つまり、これから建てる住宅は、一定の断熱性能やエネルギー効率を必ず満たす必要があるため、住まいの快適さが上がり、光熱費の節約などもしやすくなります。
中規模木造建築のハードルが下がる
前述したように、構造規定が見直され、延床面積300㎡以下・高さ16m以下の建物であれば、二級建築士でも木造3階建てまで設計可能になりました。これにより、小規模な店舗併用住宅や二世帯住宅なども木造で柔軟に設計しやすくなります。
木造で建てられる建物の幅が広がった
これまで、木造で3階建てや少し大きめの建物(たとえば二世帯住宅や店舗併用住宅など)を建てようとすると、構造計算や設計の手続きがとても複雑で、専門的なハードルが高いのが現実でした。
しかし前述のとおり、今回の改正によって中規模までの木造建築に関する規制が緩和され、設計ルールもわかりやすく整理されました。これにより、これまで鉄骨やコンクリートでしか対応できなかったような建物も、木のやさしさを活かした設計がしやすくなり、木造住宅の可能性が大きく広がると言えます。

デメリット(注意点)
設計や確認の手間が増える可能性も
省エネ基準への適合が義務化されたことで、設計段階での検討や行政への提出書類が増えることが予想されます。特に、これまで断熱や設備にこだわってこなかった業者さんでは、対応が遅れるケースも出てくるかもしれません。
コストアップの可能性
性能基準を満たすために、断熱材やサッシ、設備機器のグレードアップが必要になる場合があります。そのぶん建築コストが上がる可能性は否定できませんが、長期的に見れば光熱費やメンテナンス費用の削減につながります。夢工房キッチンくらぶでは、もとよりどちらかというと「初期費用はかかっても、長い目で見たら将来にかかるランニングコストを抑える、財布にも地球にも優しい家づくり」を心がけています。
実際にお客様からも「前よりも格段に光熱費が安くなった!」「エアコンがすごく効くようになったし、風も直接当たらなくてストレスがない」といったお声をよくお聞きします。
耐久性についても「経年しても愛着のある外観で、雨漏りなどもなくて嬉しい」などもいただいています。
工務店選びの重要性がさらに増す
基準をクリアするための知識や技術が求められるため、自然素材に加えて省エネや構造の知識を持った設計・施工ができる工務店を選ぶことが、これまで以上に大切になります。
ただできるだけでなく、技術=品質の高さにつながることが大切です。
夢工房キッチンくらぶは、元大工である小浦が代表で、設立当時から構造や素材、家づくりに必要なものはなんなのか本質的な取り組みをしてまいりました。
夢工房キッチンくらぶのお家は、基準改正に影響されることがほとんどなく高品質な住宅をご提供できています。

改正は「手間プラス」「価値アップ」のチャンス!
今回の改正は、見方を変えれば「性能のよい家が“標準”になる時代」の始まりとも言えます。自然素材の良さを活かしながら、法律にもしっかり対応した安心・快適な住まいづくりが、これからの家づくりのスタンダードになるのかもしれません。
夢工房キッチンくらぶでは、自然素材の心地よさと高い性能を両立させた家づくりをお手伝いしています。制度が変わっても、お客様に寄り添ったご提案はこれからも変わりません。
建築基準法改正だなんて…よくわからない!難しい!という方にもきちんとわかりやすくお伝えできるよう、みなさまと同じ目線でお話ができるようにご準備しております。
どうぞ安心してお気軽にご相談くださいね。
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夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご要望に合わせてご提案しています。
内装、外装の配色についても、一流の建築デザイナーのサポートがあるのでご安心ください。
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