2017.03.09
コーヒーが冷めないうちに
コーヒーが冷めないうちに/川口俊和
「とある街の、とある喫茶店には”過去に戻れる”という一つの座席がある。そのウワサを聞きつけた”後悔を抱える”人々は、半信半疑ながら、今日もその喫茶店を訪れる。」
小説や漫画やアニメは所謂”時空もの”が割と好きな私が、このキャッチに惹かれて昨年読んだ本です。ふと先日読み直してみましたので、その時に思ったことを…
時空ものと言っても、この物語の”時間移動”で、現在を変えることは絶対にできません。例えば亡くなった人を助けるために過去に行き、相手にその事実を伝えても、死んでしまう運命は回避できません。
そんな中で、登場する人間同士の関係は常に、お互いを思いやり、感謝し、愛があります。それが直接感じられなくとも、”時間移動”することで、心の奥底で思っていることや、持っているものに気づいていくという、読んでいて心温まるお話です。
相手に向き合えば、たとえ現実は変わらなくとも、自分にとっての現実は変えられる。自分の考え方を変えるだけで目の前に広がる世界も変わるのだと、改めて感じさせられた作品でした。
長くなりましたが、読書感想文でした!
派手さはありませんがとても読みやすいのでコーヒー片手に是非読んでみてくださいね。
読書はいつだって現実逃避でき、いつだって現実を突きつけてくれます。
小説だけでなく実用書やエッセイも読まなきゃなぁと思いつつ本屋へ行っても買うのは小説ばかりです、、
皆様のオススメお待ちしております!
青山
