コラム
2026.02.13
名古屋市の工務店・夢工房キッチンくらぶが考える 自然素材の家と相性のいいシロアリ対策「ホウ酸」
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こんにちは。
名古屋市・天白区を拠点に、自然素材にこだわった家づくりをしている夢工房キッチンくらぶです。
夢工房キッチンくらぶでは、無垢材などの自然素材を使った家づくりを大切にしています。
木のぬくもりや、時間とともに味わいが増していく素材感は、自然素材の家ならではの魅力ですよね。
その一方で、「木を使う家だからこそ、気をつけておきたいことがあるのでは?」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その代表的なもののひとつが、シロアリ対策です。
木材は、住まいの構造を支える大切な存在。
だからこそ、どんな対策を選ぶのか、そして長い目で見て家にとってどんな方法が合っているのかを、あらかじめ考えておくことが大切だと私たちは考えています。
今回は、名古屋市の工務店・夢工房キッチンくらぶが考える「ホウ酸を使ったシロアリ対策」について、特徴や注意点を整理しながらご紹介します。
シロアリとは? 日本にいるシロアリの種類

日本には、約20種類前後のシロアリが生息しているといわれています。
その中でも、これまで日本の住宅被害の多くを占めてきたのが、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類です。
ヤマトシロアリは、北海道の一部を除くほぼ全国に分布しており、日本の住宅で最も多く確認されているシロアリです。
湿った木材を好み、床下や水まわりなどから侵入するケースが多いとされています。
一方、イエシロアリは温暖な地域を中心に生息し、大きな巣をつくって活発に木材を食べ進めるため、被害が広範囲に及びやすいのが特徴です。
近年、こうした在来種に加えて注意が必要とされているのが、外来種のアメリカカンザイシロアリです。
このシロアリは、輸入木材や家具などに付着して日本に持ち込まれたと考えられており、現在では各地で被害報告が増えています。
アメリカカンザイシロアリの大きな特徴は、土壌と接していなくても、乾いた木材の中で生息・繁殖できること。
そのため、床下だけでなく、柱・梁・壁の内部・屋根裏など、住宅全体に被害が及ぶ可能性があります。
こうした背景から、かつては「床下を中心に対策すればよい」とされていたシロアリ対策も、現在では建物全体を視野に入れた対策が必要と考えられるようになってきました。

ホウ酸とは? 成分の特徴と安全性について

ホウ酸とは、自然界にもともと存在している「ホウ素」を含むミネラル成分で、シロアリ対策に使われることのある防蟻材のひとつです。
木材に浸透させることで、シロアリが生きていくために必要な働きを妨げ、被害を防ぐ役割があります。
ホウ酸の大きな特徴は、空気中に揮発しないこと、そして時間が経っても効果が薄れにくいことです。
そのため、施工後も効果が長く続きやすく、定期的に薬剤をまき直す必要が少ないとされています。
また、ホウ酸は刺激の強い薬剤とは性質が異なり、正しく使われることを前提に、比較的おだやかな成分と考えられています。
実際に、洗眼液やコンタクトレンズの保存液、化粧品など、私たちの身近な製品に使われてきた実績もあり、日常生活とまったく無関係なものではありません。
このようにホウ酸は、
・シロアリ対策として効果が長く続くこと
・暮らしの中でも使われてきた背景があること
この2つの特徴をあわせ持った成分だといえます。
なぜホウ酸がシロアリ対策に効くのか?
シロアリが「食べることで効く」仕組み
ホウ酸によるシロアリ対策は、シロアリがホウ酸を含んだ木材を食べることで効果を発揮する仕組みです。
ホウ酸を摂取したシロアリは、体内でエネルギー代謝が正常に行えなくなり、やがて活動を続けることができなくなるとされています。
また、シロアリには仲間と餌を共有する習性があるため、巣に持ち帰ることで影響が広がる可能性もあると考えられています。
木材内部にとどまり、効果が続きやすい
ホウ酸は揮発せず、分解されにくい性質を持っています。
そのため、一度木材に浸透すると内部にとどまりやすく、条件が整えば半永久的に効果が持続すると表現されることもあります。
一般的な農薬系の防蟻剤では、時間の経過とともに揮発や分解が進み、約5年を目安に再処理が必要とされるケースが多く見られます。
それに対してホウ酸処理は、定期的な塗り直しが不要な点も特徴のひとつです。
床下だけでなく、建物全体に対応しやすい
ホウ酸は木材そのものを処理するため、床下だけでなく、柱・梁・壁の内部・屋根裏など、建物全体の構造材に使いやすいという特徴があります。
近年増えている、床下以外にも被害が及ぶタイプのシロアリを考えると、家全体を視野に入れた対策が求められるようになっています。
木材を長く守るという考え方
ホウ酸は、シロアリ対策だけでなく、木材腐朽菌や一部の害虫に対しても抑制効果が期待できるとされています。
一時的な駆除ではなく、木材を長く健全な状態で保つという視点で考えると、ホウ酸は理にかなった選択肢のひとつといえます。
ホウ酸を使う際の注意点
ホウ酸には多くのメリットがありますが、注意すべき点もあります。
水に弱く、施工場所に配慮が必要
ホウ酸は水に溶けやすい性質を持っています。
そのため、雨水が直接かかる場所や、常に水分にさらされる環境では、効果が流れてしまう可能性があります。
使用する際は、防水・防湿の考え方を含めた計画が重要です。
即効性を期待する対策ではない
ホウ酸は、散布した瞬間にシロアリを駆除するような即効性のある薬剤ではありません。
あくまで、被害を未然に防ぐ予防的な対策として位置づけられています。
すでに被害が進行している場合には、状況に応じた別の対応が必要になることもあります。
正しい施工が効果を左右する
ホウ酸は、どこに・どのように施工するかによって効果が大きく変わります。
建物の構造を理解したうえで、適切に計画・施工されているかどうかが、長期的な効果に関わります。
シロアリ対策を「長く住む視点」で考える

シロアリ対策にはさまざまな方法がありますが、夢工房キッチンくらぶでは、
安全性・持続性・住環境への影響といった点を踏まえ、ホウ酸による対策をひとつの選択肢として考えています。
シロアリ被害は、「見つけてから」では対応が難しくなることも少なくありません。
だからこそ、家づくりの段階や早い時期から、長く住み続けるための備えとして考えておくことが大切です。
このブログが、これから住まいづくりを考える方にとって、シロアリ対策を見直すきっかけになれば幸いです。
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