夢工房の家づくりコラム
2023.09.28
天然の床材の種類と特徴
INDEX
こんにちは!夢工房キッチンくらぶのスタッフです!
今回は自然素材の家で使用される床材についてです。
床材は見た目でも機能でも、内装の重要な部分を占めます。
それぞれどんな特徴があるのかを参考にして、理想の家の計画に役立てていただければ幸いです。
重要なのは適材適所と、どんな家を建てたいか
おしゃれで温かみのある注文住宅なら、夢工房キッチンくらぶにお任せください。
自然素材の注文住宅で使われる床材
自然素材の注文住宅で使われる床材というと、天然木の無垢材などのイメージが強いと思いますが、それ以外にも様々な種類があります。
まずは代表的な床材について、その特徴を見ていきましょう。
1、無垢材(むくざい)
無垢材は、天然の木材を切り出して乾燥したあとそのまま加工したもので、集成材のような細かい継ぎ目がなく、その美しい木目と自然な風合いが魅力です。
無垢材は、塗膜を作らないオイル塗装で仕上げると木目が強調され、木肌の質感もしっかりと残ります。
一般的なフローリングの床は、塗膜のある塗料を使用した上で艶だし加工するため、このような木肌の質感が残らず、無機質な感じになります。
その点無垢材の床は、木の感触に直接触れることができるため、裸足で歩いた際の足触りが心地よいです。
無垢材には湿度調節能力もあります。
木は加工された後も水分が出入りする性質があるため、無垢材の内装には室内の湿度を適切に保つ効果があります。
なお塗膜を形成する塗料ではこの湿度調整能力が落ちますが、オイル塗装など塗膜が形成されない塗装であれば、この効果は損なわれません。
無垢材は一枚一枚が厚いため、耐久性もあります。
また傷や凹みが付いた場合でも、研磨や再塗装によって修復することができます。
逆に長く使い続けると、傷や焼けが独特のヴィンテージ感を醸し出し、深みが増すのも無垢材の魅力です。
耐久性が高く長期間使用することができ、古くなってもそれがヴィンテージ的な魅力に繋がる場合もあるため、将来的な再販価値も高いとされています。
2、竹材
次に竹を使った床の特徴について解説します。
竹には天然の抗菌成分が含まれており、カビの発生を抑える効果があります。
さらに消臭効果もあるため、室内の空気を清潔に保つことができます。
竹材は熱伝導性にも優れているため床暖房と相性が良く、床暖房に対応したものもあります。
また非常に硬く、傷や凹みにも強い性質を持ち、無垢材よりも耐久性に優れています。
そのためメンテナンスも比較的楽です。
3、コルク
コルクタイルは柔らかいのに耐久性がある床材です。
その柔らかさのため歩いた際の足触りが心地よく、快適な歩行感を提供します。
コルクタイルは柔らかい素材ですが、耐久性があり、傷や凹みに対しても強いです。
また傷が付いた場合でも、研磨や再塗装によって修復することができます。
コルクタイルは防水性にも優れ、水濡れに強いため、浴室やキッチンなどの水回りの床材としても使用できます。
また熱を遮断する性質もあり、床下からの冷気や熱気を遮断し、快適な室温を保つ効果があります。
その他にも、コルクには音を吸収する性質や、天然の抗菌成分による抗菌作用などがあります。
これらの独特な性質を活かして、適材適所で使用するのがおすすめです。
4、リノリウム
リノリウムは19世紀に生まれた建材で、亜麻仁油、石灰石、木粉、松脂などの天然素材から造られています。
傷や凹みが付きにくく、家具の後が残るようなことも少ない、非常に耐久性の高い床材です。
また燃やすと二酸化炭素と水に分解されるため、環境負荷が低いとされています。
リノリウムの原料の一つである亜麻仁油には抗菌性があり、その影響で清潔な状態を保ちやすいとされています。
また静電気が発生しないため、ホコリや汚れが付きにくいのも特徴です。
その他、アンモニアを脱臭する効果もあるため、トイレの床材としても良いです。
リノリウムはカラーバリエーションも豊富で、木目調や大理石調などの柄もあります。
見た目が天然素材に見えないので使い所が難しいですが、必要に応じて取り入れるのもありかもしれません。
5、畳
次は私たち日本人に馴染みの深い畳です。
畳の良さの一つは、やはり材料であるい草の香りでしょう。
い草の香りはリラックス効果があるとされます。
和室にいると落ち着くのも、い草の独特の香りがいくらか影響しているかもしれません。
畳には高い抗菌作用もあり、嫌な臭いをシャットアウトする効果があります。
また断熱性と保温性にも優れており、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。
さらに防音性も高く、室内の騒音を軽減する効果もあります。
そして最大の特徴は、和室に最も調和する点でしょう。
和室を作るなら、やはり床材は畳です。
6、石材
最後は石材です。
石材は大理石など高級なイメージがありますが、一般家庭向け注文住宅においても床材として使用されることがあります。
石材は傷や凹みに対して極めて強く、耐久性が非常に高いため、当初の状態を維持したまま長期間使用することができます。
鉱物特有の質感や美しい模様があり、デザイン性が高く、他の建材に比べて格調高い雰囲気を備えたものも多くあります。
また石材は汚れやシミがつきにくく、メンテナンスが簡単であるため、清潔な状態を保ちやすいとされています。
重要なのは適材適所と、どんな家を建てたいか
このように自然素材の家に使える床材は、それぞれ見た目や機能に特徴があります。
それを踏まえた上でどの床材を選択するかですが、まずは適材適所で考える必要があります。
浴室に畳を敷いた家が無いように、それぞれの床材には明らかに適さない場所があります。
また機能面で不適切な場所を避けるのは当然として、内装全体で調和がとれているか、デザインに統一感があるかなども重要になります。
どういったコンセプトの家を建てたいかで、使用する建材はある程度絞られます。
なのでまずはどんな家を建てたいか方向性を決め、それを元に建築家とミーティングを重ねながら、アイディアを煮詰めて行くのが良いでしょう。
床材はあくまで内装の一部ですから、他との調和などを考慮して選ぶのが良いです。
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