夢工房の家づくりコラム
2024.07.19
ワークトライアングルとは?こだわる「キッチン設計」で快適な注文住宅を!
INDEX
こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。
先日子どもの誕生日があり、親戚も呼んでお家で誕生日会をしました。
結構な人数が集まることになり、たくさんごちそうを作ったりして、キッチンとリビングダイニングの間をずっとぐるぐるしていた気がします笑
やっと席に着いたと思っても、何かしらを取りに行ったり来たりしなければならないので、親は大変めまぐるしかったのですが、子どもが喜んでくれたので何よりでした!!
とてもいい時間を過ごせました^^
さて今日は、そんなキッチンが10倍使いやすくなるお話をしたいと思います。
キッチンとひとくくりに言っても、いろんな形のキッチンがあります。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、ストレスフリーに家事ができるキッチンにしたいですよね。
使いやすいキッチンとはどんなキッチンでしょうか?
実は、使いやすいキッチンにはある法則があるんです。
それは「ワークトライアングル」という言葉に隠されています。今日はそんな「ワークトライアングル」の秘密をこっそりご紹介していきたいと思います。
ワークトライアングルとは
「ワークとライアングル」とは、上の画像のように、コンロ・シンク・冷蔵庫の3箇所を線で結んだときにできる三角形の動線のことを言います。
コンロ・シンク・冷蔵庫の3つは、キッチンにおいて頻繁に利用するものになります。
調理の流れは、冷蔵庫から食材を取り出してシンクで洗い、作業台でカットしてコンロで火にかけるというのが一般的です。
それぞれの位置が適切な範囲内に収まっていると、使いやすいキッチンになると言われています。
ワークトライアングルは正三角形に近いほど作業動線が良く、理想的とされています。
3つの距離が均等にあることで動線がスムーズになり、調理をする際にも無駄な動きを軽減できます。
ワークトライアングルの最適な距離
ワークトライアングルの一辺の長さは、短ければいいというものではありません。
一般的に1辺は「2~3歩で移動できる長さ」がちょうど良いと言われています。
また、3辺の合計は360cm~600cm程度になるように配置するのが望ましいと言われています。
3辺の合計が長すぎたり、それぞれの長さが大きく違ったりすると使いにくくなってしまうのでバランスも大切です。
先ほどもお伝えしたように、できるだけ正三角形になるよう配置するとバランスが良くなります。
もう少し詳しく言うと、シンクとガスコンロの間の長さは120~180cm、シンクと冷蔵庫との間の長さは120cm~210cm、冷蔵庫とガスコンロの間の長さは120cm~270cm程度が望ましいとされています。
この数字はあくまで目安であり、必ずしもこの数字に合わせる必要はありませんが、今のキッチンに不便で動き辛さを感じている場合は、ワークトライアングルの距離を見直す必要があるかもしれません。
キッチンの通路幅
ワークトライアングルだけでなく、通路幅もキッチンの使いやすさにおいて重要です。
人が一人歩くのに必要な幅は90cmです。
よって、キッチンの通路幅の目安は大体90cm~120cmと言われています。
ご家族2人以上で頻繁に調理をされる、将来的にする予定がある場合は、すれ違うことも考慮に入れて100cm以上の通路幅があると便利でしょう。
キッチンタイプごとの最適なレイアウト
キッチンにはⅠ型、Ⅱ型、対面型などのタイプがあります。
それぞれのタイプごとに動きやすいレイアウトを見ていきましょう。
Ⅰ型キッチン
Ⅰ型キッチンは、シンク、コンロ、冷蔵庫が一直線に並んだキッチンを壁に向けて配置したタイプです。
横移動しかできないレイアウトなので、正確には「トライアングル」にはならないのですが、3つの距離をできるだけ短くして配置することがポイントです。
そのため、ワークトライアングルの合計は、270cm~350cm程度に収まるように計画します。
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Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンはシンクとコンロが別の台に分けられ、2つの台が平行になるようにレイアウトされたタイプです。スペースがコンパクトなキッチンでも、十分な作業スペースを取れるのが特徴です。
Ⅱ型の場合は、シンクをダイニング側に、コンロを壁側に配置するのが一般的です。
この際、シンクの真後ろがコンロにならないよう、少し斜めの位置にレイアウトするのがポイントです。ぐるっとその場で体の向きを回転させるより、一歩踏み込んで向きを変える方が動作に負担が少ないからです。
▼事例紹介
中庭のある家
白い壁が映えるプロヴァンス風のお家
対面型キッチン
キッチンを壁付けではなくダイニング側に向けて配置したレイアウトを「対面型」と呼びます。カウンターキッチンとも呼びますね。
この場合はシンクとコンロが同じ作業台に並び、その背後に冷蔵庫をレイアウトします。
シンクとコンロのちょうど真ん中に冷蔵庫を置くことができれば、バランスのいい三角形が完成します。
しかし、実際にはちょうど食器棚やカウンターが置かれる位置になるため、冷蔵庫は左右どちらかに寄せて置くことになります。
冷蔵庫は調理中だけでなく食事中にも使うことが多いので、キッチンの手前側に寄せて置くことでより使いやすくなります。
▼事例紹介
バイクガレージのある家
家族との暮らしを紡ぐ家
▼そのほかの施工事例ページはこちら
https://www.yume-kobo.co.jp/works/
キッチンの「ワークトライアングル」は、最適な距離に設計すれば家事が10倍は楽になります。
どんなキッチンにするか悩んだ時には、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
また「シンク」「コンロ」「冷蔵庫」の3点以外にも、キッチンで作った料理を食卓に運ぶときの動線や、ゴミ箱の位置、コンセントの位置についても、一緒に考えておくとより家事がしやすくなりますよ!
家事は毎日するものだからこそ、スマートに楽をしましょう!
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