無垢のフローリングって？選び方やメリットデメリットを解説します！

こんにちは。青山です。

朝晩はずいぶん涼しくなり過ごしやすい季節になりつつありますね。季節の移り変わりで体の不調もでてきています、皆様もお体にお気をつけてお過ごしくださいね。

毎年この時期は「月見」シリーズと「芋・栗・かぼちゃ」を使ったスイーツの情報が解禁されますね。夢工房キッチンくらぶのお昼休みは食べたいものの話題でもちきりです！笑

秋は短いですが、今年もおいしい季節を楽しみましょう～☺

さて、今回は夢工房キッチンくらぶで標準仕様にしている「無垢の床（フローリング）」についてご紹介をします。

無垢って聞くとお手入れが大変そう？と思われる方も多いと思います。お手入れの方法も参考にしてみてください♪

無垢フローリングとは？

「無垢材」とは１本の木から必要なサイズを切り出した、自然のままの木材のことです。その無垢材を使用したフローリングを「無垢フローリング」と呼びます。フローリングは無垢以外にも合板などの基材の表面に化粧材を張り合わせた「複合フローリング」と呼ばれるものがあり、表面の化粧材は挽き板、突板、シートなどの仕上げがあります。

無垢フローリングのメリット

自然の温もり

無垢を選ぶ一番の理由ではないでしょうか。なんといっても化学物質が含まれない混じりけのない本物の木ならではの自然の風合い、心地よい肌触り、木の香り、五感で感じる、素肌で触れる心地よさが無垢フローリングの魅力です。

私は無垢のフローリングで家を建てて3年経ちます。賃貸に住んでいた時はシートの複合フローリングでビニールならではの夏のべたつきがとても不快でしたが、新しいお家の無垢のフローリングは夏のべたつきもほとんど感じず快適に暮らしています！

空気感の良さ

無垢の木は生きているので呼吸をします。調湿作用もあり、夢工房キッチンくらぶではこだわりの断熱材や構造材と併せて、一年中室内を快適な環境を保つことに一役買っています。

経年変化

使い込むほどに味わい深さが増していくのも無垢の良さです。木の種類によって、光の当たり方によって、生活の癖によって、住む人と一緒に木も変化していきます。日焼けすると、木材が本来持っている油分によって段々と艶が増してくる樹種や、木目が薄くなったり濃くなったりする樹種もあります。将来どんな風に変化するか？も考慮しながら樹種を決めるのも重要になります。

修復がしやすい

水分を含むと膨張する木の性質を利用して、傷やへこみを補修することができます。傷がつきにくい加工がされている複層フローリングに比べると傷はつきやすいですが、比較的簡単に修復することができます。

無垢フローリングのデメリット

価格が高い

「無垢」と聞くと高級なイメージですが、木の種類や材料のグレード、サイズなど幅広く、価格帯もピンからキリまであります。
また、複合フローリングは表面のシートが剥がれてしまった場合に自分で修復することが難しく、メンテナンス費用などを考慮すると一概に高いとは言えません。

われ・そり・きしみ

木には調湿作用により膨張と収縮を繰り返す特性があるため、季節による湿度の条件次第で、膨張と収縮を繰り返すので伸縮・変形が起き、反りや隙間、場合によっては木割れ、継ぎ目部分の実（さね）がこすれて床鳴りが発生します。

色柄のばらつき

無垢フローリングは100％天然素材の生物であり人間と同じように様々な個性があります。人工的に作られた木目調のパターンとは違って、表情豊かな世界に1つだけの木目模様です。模様と色が全て異なるので、選ぶ樹種やグレードによってバラつきが大きいもの、小さいもの様々なので最終的な仕上がりをイメージしてから材種を決めていくのがおすすめです。

傷がつきやすい

無垢材の中でもやわらかい樹種では、加工されている複合フローリングと比べるとキズがつきやすい傾向があります。少しのキズであれば、それもまた思い出のひとつとして捉えることもできますし、気になる場合は比較的簡単に修復することができます。

水に弱い

無垢材は水に弱い傾向があり、水分を含むことで反りが起こる原因となることもあります。濡れたままにしておくとシミになってしまうこともあるので、すぐに拭き取るよう心がけましょう。

無垢フローリングのお手入れについて

無垢フローリングは一般的に、表面をオイルやワックス、ウレタンなどの塗料で仕上げています。使用する塗料はさまざまでお手入れ方法も異なりますが今回は夢工房キッチンくらぶで使用している自然塗料オイルの場合のお手入れについて書いていきます。

普段のお掃除は掃除機（ロボット掃除機もOK）やドライタイプのフローリングワイパーでOKです。汚れが気になったときは固く絞った雑巾などで拭くことができます。よく拭いたりしてオイルの効果がなくなってざらつきが気になる場合はサンドペーパー（400番）で軽くこすり、自然塗料を染み込ませてください。

凹みやキズの補修方法

軽い凹みであれば濡らしたティッシュペーパーを置いて数時間放置すると膨らんできます。膨らんだところをサンドペーパー（200番⇒400番）で軽く削り、最後に自然塗料のオイルを塗ります。キズも同様にサンドペーパーで削ると目立たなくなりますよ。

それでも戻らない凹みの場合は、凹みに水を垂らして濡らした布の上からスチームアイロンを5秒程度あてます。様子を見ながら繰り返して同じように自然塗料のオイルを塗って仕上げます。
※へこみキズの状態によっては戻らない場合もあります

私は新築の家に住み始めてすぐに、観葉植物の受け皿から水がこぼれていることに気が付かず大きな輪じみができてしまいました…。
同じようにサンドペーパーで削りオイルで仕上げほとんど目立たないくらいになりましたよ。

無垢フローリングがおすすめできる人はこんな人

思っていたよりメンテナンスは楽だと感じられるかもしれませんが、ノーメンテというわけにはいきません。しかし、工場で作られた新品の複合フローリングは年月とともにどうしても経年劣化していきますが、無垢のフローリングは手間をかけてお手入れをしていくうちに愛着が湧き、たとえ傷があっても家族とのたくさんの思い出と一緒に刻まれていき、それが味わいに変わっていきます。

年月と共に変化する表情を楽しめる方、傷や凹みにも適度なおおらかさで向き合える方におすすめです。