自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2024.09.12

窓の断熱性にはオール樹脂サッシがおすすめ!アルミ樹脂複合サッシとの違いは?メリットとデメリットをまじえて解説します

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

9月に入りました!
8月末は台風10号(サンサン)の動きに全国が振り回されましたね。
幸いにも名古屋市はそこまでの被害はありませんでしたが、災害への備えは日々しておくべきだなぁと感じました。
線状降水帯による大雨など、十数年前にはあまり聞かなかったような言葉をTVなどでみかけると、日本の天候が変わりつつあるのかなと思ってしまいます。
温暖化の影響で本州でもバナナが栽培できる日も近いんじゃないかと思っていますが、実際のところはどうなんでしょうか。

 

さて、今日は気密断熱に欠かせない意外なものをご紹介したいと思います。
それは「窓サッシ」です。気密断熱には断熱材が重要なのでは?もちろん断熱材も重要です。けれど、意外と知られていない重要なポイントが「窓サッシ」なんです。

窓サッシにも色々な種類があります。
そして、その中でも夢工房キッチンくらぶが一番おすすめしたいのは、オール樹脂サッシです。今日は、なぜオール樹脂サッシがいいのか、他のサッシとの違いやメリット・デメリットについて詳しくお話したいと思います。

窓サッシとは?

サッシ(sash)は、主に窓やドアのフレーム部分を指す用語です。
サッシは、ガラスやその他の材料を固定するための枠組みとして、建物の外観や機能性に重要な役割を果たします。

主なサッシの種類

サッシは、主な材質で分けると4種類に分けられます。

  • アルミサッシ
  • アルミ+樹脂(アルミ樹脂複合窓)
  • 樹脂サッシ(樹脂窓)
  • 木製サッシ

アルミ+樹脂(アルミ樹脂複合窓)は、室内側が樹脂素材、室外側がアルミ素材で作られたサッシになります。
断熱性能や価格などそれぞれにメリット・デメリットがあります。

アルミサッシ

特徴とメリット

アルミサッシは、フレーム部分が全てアルミニウム合金で作られたサッシです。
耐久性とデザイン性に優れ、軽く加工もしやすいため、広く使用されています。
また、リサイクルが可能なため環境に優しい素材といえます。
価格も安価でコストパフォーマンスにも優れています。

デメリット

デメリットは熱を伝えやすいということ。
冬場など外気温が低いときには、室内の暖かい空気に触れたアルミサッシは結露を起こしやすくなります。さらに、サッシから室内の熱が外へ逃げることで暖房効率も悪くなります。
結露の問題については、窓ガラスの材質を変えたり、二重構造の窓にしたりすることで改善が可能です。

アルミ樹脂複合サッシ

特徴とメリット

アルミ樹脂複合サッシは、外側にアルミニウム、内側にポリ塩化ビニル(PVC、塩化ビニル樹脂)を使用したサッシで、近年主流になっています。

室外側がアルミになっていることで耐候性が高く、雨風にさらされても劣化しづらいのが特徴です。そのため、アルミサッシよりはメンテナンスの手間が省けます。
室内側は樹脂のため断熱や遮音性が高く、暖かく静かに過ごすことができます。

しかし、両面とも樹脂で作られている樹脂サッシに比べ、断熱性がやや劣る点がデメリットです。価格は樹脂サッシと比べる安価ですが、アルミサッシに比べると少し高くなります。

デメリット

オール樹脂サッシに比べると断熱性能がやや劣り、また、アルミサッシに比べると少しコストがかかるという点がデメリットとして挙げられます。

樹脂サッシ(オール樹脂サッシ)

特徴とメリット

オール樹脂サッシは、フレーム部分が全て樹脂(ポリ塩化ビニル、塩化ビニル樹脂)で作られたサッシです。高い断熱性と結露が発生しにくいのが特徴です。
樹脂は、アルミと比較すると熱伝導率が約1,400分の1と非常に低いため、室外の温度を室内に伝えにくく、室内の空気も逃がしにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
結露による湿気を防ぎ、ダニやカビの抑制効果も期待できます。気密性にも優れ、防音効果が高いこともメリットです。

デメリット

アルミサッシやアルミ樹脂複合窓に比べてやはりコストがかかるということです。
また、ポリ塩化ビニル自体が重い素材なので重さを感じることもありますが、最近では厚みを抑えることで、軽く開閉できる樹脂サッシも販売されています。

木製サッシ

特徴とメリット

木製サッシは、木の風合いを活かした自然ならではの温かみがあり、ナチュラルテイストの外観や内観にとてもマッチします。
機能性においても、断熱性や防露性にも優れているという点もメリットです。
木材の熱伝導率はアルミサッシの約1,300分の1ともされていることから、外気温との差が室内に伝わりにくく結露の発生も抑制できます。

デメリット

やはり圧倒的な価格の高さがデメリットとして一番に挙げられます。
木材そのもののコストに加え、加工のコストもかかるため、アルミサッシや樹脂サッシに比べて高額になります。また、寿命を延ばすにはメンテナンスが必要になります。定期的な塗装を行うなど、手間や費用がかかる点もデメリットといえるでしょう。

なぜオール樹脂サッシを選ぶべきなのか?

ここまでサッシの種類やその特徴についてお伝えしました。
それぞれに長所もあれば短所もあり、住む人のニーズに最も合うサッシを選ぶべきですが、夢工房キッチンくらぶは、やはり「オール樹脂サッシ」をおすすめしたい!
その理由はやはり断熱性能です。
年間を通して快適な暮らしを実現できるのは、アルミとは桁違いの断熱性能を誇るオール樹脂サッシなんです。

デメリットとされるコスト面ですが、メンテナンスやランニングコストなど全体的な面で考えると、コストパフォーマンスが非常に良いこともわかってきます。
さらに、断熱性能の高いサッシを採用することで以下のような国の補助金制度があり、申請をすればコストを削減できる可能性があります。

・子育てエコホーム支援事業

・先進的窓リノベ2024事業

※ただし、補助金制度は毎年変わります。実際にお近くの役所で確認する必要があります。

 

では、木製サッシは違うの?と言われればそうではありません。
木製サッシは樹脂サッシよりも定期的なメンテナンスが必要になります。
例えば、室外の部分は数年おきに塗装が必要ですし、室内側も定期的にワックスをかけて保護する必要があります。
メンテナンスが苦にならず、自然素材と意匠にこだわりたいという方には木製サッシもおすすめしています。

まとめ

サッシには色々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ニーズに合わせて選ぶことが重要ですが、中でも夢工房キッチンくらぶが一番おすすめしたいのはやはり樹脂(オール樹脂)サッシです。

アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシに比べて、やはり断熱性能がはるかに優れているため、結露や窓際の暑さ寒さに悩まされずにすみます。
初期コストはそれなりにかかりますが、これから長く住むことを考えるとランニングコストやメンテナンスを含めて費用対効果が高いと言えます。
せっかくの夢のマイホームを長く快適に過ごしてほしいからこそ、オール樹脂サッシを選んでいただきたいと思います。

ただし、サッシの性能だけをよくしても高気密高断熱のお家にはなりません。
サッシ選びだけでなく、ガラスにもこだわることでより一層気密性も高まります。
こだわればキリがありませんね(笑)でも大事ですよ!

今回のコラムがお家のサッシ選びの参考になれば幸いです。

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