夢工房の家づくりコラム
2024.10.24
自然素材のマイホームで気をつけたいこと。よく聞く失敗談とそうならないための対策方法について詳しく解説
INDEX
こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。
夕方お家のまわりを散歩していたら、おでんのいい匂いがしてきました。
お出汁がしみしみの大根にたまご、こんにゃく、牛すじ…
想像していたらどうしてもおでんが食べたくなって、そのまま材料を買いにスーパーに向かってしまいました!
おでんの具って地域差が出ますよね。私の実家ではじゃがいもをいれていました。
こんな珍しい具をいれてるよ~って方、ぜひ教えてください!
さて本題です。
夢工房キッチンくらぶが大切にしている自然素材へのこだわり。
自然素材のお家は、口にしても大丈夫な自然界のものからつくられ、手足で触れるとぬくもりとやさしさを感じられます。自然の力を借りて、五感で感じる心地よいお家です。
人にも地球にも優しい自然素材の家ですが、実は注意すべき点もあるということを忘れてはいけません。
今日は、あとから失敗した…と後悔しないためにも、これから自然素材のお家を検討しているという方にも是非知ってもらいたいポイントについて、プロの目線で詳しく解説します。
自然素材のお家で生まれる「後悔の声」
メンテナンスを知らなかった
自然素材は経年変化もありますし、気候や環境に大きく影響されます。特に木材は湿度や温度の変化に敏感です。湿気の多い洗面まわりに木材を使った時は、都度水気の拭きとりを行ったり、定期的なお手入れが必要な場合もあります。もし知らずに水気を放置してしまうと傷んでしまう場合もありますので、自然素材で必要なメンテナンスは事前に知っておく必要があります。
不揃いな見た目が気になってしまう
自然素材は、全く同じものはありません。
無垢の床板は、同じ樹種を使用しても木目や節などが均一にならないことがほとんどです。
模様や色などが規則的にそろっていないと落ち着かないという人は、見た目のばらつきに違和感や不快感を感じることもあるそうです。
アレルギーが出てしまった
自然素材をたっぷり使った家はアレルギーを持つ人が過ごしやすいと言われていますが、必ずしも発生しないというわけではありません。たしかに、自然素材をふんだんに使用したお家は、「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」などの健康被害が発生しにくいとされています。
ただし、ごくまれではありますが、自然素材そのものにアレルギー反応を起こしてしまう場合があるのです。
特にアレルギーの出やすい素材としては、ヒノキ、スギ、コルク、天然石などの無垢材や珪藻土・漆喰などの壁材、漆・蜜ろう・柿渋・植物性オイルなどを含む塗料が挙げられます。家が完成してからアレルギーが分かった…というのは辛いですよね。
アレルギーが心配な方は、住宅建材にアレルギーがないかをあらかじめチェックしておくと良いでしょう。
自然素材のお家で後悔しないためのポイントと考え方
自然素材のお家で後悔しないためには、自然素材のデメリットも正しく理解し、ポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、そのポイントと考え方を3つご紹介します。
①経年変化を楽しむ
自然素材の家で後悔しないための最大のポイントは、傷や汚れを劣化ではなく「変化」としてポジティブに楽しむことです。無垢材や漆喰といった自然素材は、長く使い続けると表情が徐々に変わっていきます。
本革製のカバンや靴のように、心を込めた適切なメンテナンスをしながら使い続ければ、それは「味わい」として感じられるはずです。
床などについた傷も、子どもたちが小さかったときの思い出や成長の証として考えられると愛着が増すことでしょう。
そのため、自然素材の家を建てる際は、汚れや傷に対して神経質にならず、日々変わっていく家の様子を楽しむ姿勢が大切だといえるでしょう。
天然素材ゆえの不揃いな見た目は、個性やオリジナリティとしてとらえましょう。
ひとつも同じものがないということは「唯一無二」「完全オリジナル」と捉えると特別感があります!
②素材を知って厳選する
自然素材のお家を建てる際は、好みや用途と照らし合わせて、使う素材を厳選することがポイントになります。
たとえば木材は、種類によって手触りや香り、耐水性などの特徴が変わってきます。
そのため、寝室の床材には好みの香りのものを使う、水回り周辺では耐水性が高いものを使うなど、1つひとつ吟味して選ぶことが大切です。また、素材の特性やメンテナンス方法を事前に知っておくと、後からお手入れなどが楽に感じられます。
素材の特製・メンテナンス、適切な選び方などは、私たち夢工房キッチンくらぶのスタッフが熟知していますのでお気軽にご相談ください。経年の仕方や特徴、香りや手触りなどしっかりとあなたに合うものをご提案させていただきます。
③コスト面は長期的な目線で考える
新築時にかかるコストだけでなく、修繕など将来的にかかるコストについても考えてみましょう。
自然素材は材料費や施工費用でどうしても最初のコストが高くなりがちです。
しかし、耐久性や、セルフメンテナンスが可能であることを考えると、メンテナンスコストは低く抑えられる可能性があります。
長い目で見れば、コストをおさえて長く心地よい暮らしを続けていくことができるのです。
自然素材の家の事例紹介
夢工房キッチンくらぶで建てた、自然素材の家をご紹介します!
仲良し家族の癒しの家
大きなガラス窓が目を引くオシャレな外観のお家です。
玄関の軒天にも無垢の木を張って、お家に入る前から木目を楽しめます。
中に入ると窓からの光で明るく照らされ、心地よい木の香りが広がります。すりガラスの仕切りで光は通しつつ、人の目線は遮られプライバシーも守られます。
玄関からの光と吹き抜けの光で、1階なのに日中は電気をつけなくても十分明るいLDKは、無垢の造作家具がいたるところに置かれ、見た目にも美しく肌触りも優しい、まさに五感で自然を感じられる空間になっています。
お施主様のセンスとこだわりを感じられる、落ち着くカフェのようなお家に仕上がりました。
風情と共に豊かに暮らす家
正面から見ても軒天の木目が見える、和モダンでシンプルかっこいい外観に。
内装は、こだわりとして「世界三大銘木」の一つである、チーク材を床に使用しました。チークは高級感を演出してくれますが、それだけではなく、その耐久性や耐水性から床材としてとても優秀なんです。
使い込めば使い込むほどに味わいが深まっていくので、経年変化を楽しめる床材とも言えます。
木と白で統一されたLDKの中で、ダイニングの板張り天井が、シンプルで洗練された空間のアクセントになっています。
奥には間接照明を埋め込んでいるので、夜になるとまた違った顔を見せてくれます。
寝室の床にはサクラを採用しました。優しい色合いが部屋を自然に明るくしてくれます。またなめらかな足触りが心身をリラックスさせてくれます。
このように、用途にあわせた無垢材をご提案させていただくこともありますよ。
まとめ
今回は、自然素材のお家を建ててから後悔するケースとしてどのようなものがあるか、またその対策や考え方について解説しました。
自然素材の家は、環境にも身体にもやさしい住まいです。
しかし、建築費用やメンテナンスの手間など、知らずにいると後悔するポイントもあります。「コスト」「素材の特性」などを事前によく理解し、自然素材の良さを活かした家づくりをすることが大切です。
自然素材のお家をこれから建てようかお考えの方は、是非今回の記事を参考にしてみてください。一生に一度の家づくりを後悔することのない家づくりにしましょう!
夢工房キッチンくらぶのYouTubeもぜひご覧ください。
弊社では、マイホームづくりを初めて行う方のために、基礎知識をたくさん学べるYouTubeを公開しています。
1本あたり2分で見ることができる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
https://www.youtube.com/@user-mm5em5ov2y/videos
夢工房キッチンくらぶ社長ブログはこちら
弊社代表取締役、小浦義一のブログはこちらからご覧いただけます。
小浦が本当にお伝えしたい、建築のあれこれについて語っていますのでご興味のある方はぜひ下のリンクから覗いてみてください!
https://kenchiku-arekore.net/
各種イベント、見学会を開催しております
夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご要望に合わせてご提案しています。
内装、外装の配色についても、一流の建築デザイナーのサポートがあるのでご安心ください。
家づくりに関連したイベントも年間を通して開催しています。
モデルハウス見学会、完成見学会、建設中の家の構造見学会などの他、これから家を建てたいとお考えの方に向けた、各種勉強会も多数ご用意しています。
ご興味のある方はぜひ、イベント情報をご確認ください。
https://www.yume-kobo.co.jp/events/
夢工房キッチンくらぶは名古屋市を中心に、日進市、尾張旭市、春日井市、長久手市、瀬戸市、あま市、小牧市、稲沢市、一宮市、東郷町、みよし市、海部郡飛島村、知多郡阿久比町、半田市、津島市、大府市など愛知県で注文住宅、新築一戸建ての設計・施工を手掛けています。お気軽にご相談ください。