自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2024.11.13

子ども部屋は個室が必要?広さや間取りについて、子育て世代のお悩みを解決します!

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

夢工房キッチンくらぶにお問い合わせをくださるお客様の中には、子育て中のご家族や、これからお子さんが生まれるというご夫婦が多くいらっしゃいます。
一般的にも、家建て世代≒子育て世代と言われています。

そんなお客様とマイホームの間取りを一緒に考えていく上で、「子ども部屋を与えるタイミングはいつがいいのか?」「子ども部屋はどのくらいの広さがいいのか?」「そもそも子ども部屋は必要なのか?」などと、子ども部屋について色々と悩まれることがあります。
子ども部屋については、「子どもが小さいうちはみんなで一緒に生活をするけれど、お年頃になればプライバシーを考えて一人ひとりの個室を与えてあげたい」そんな風にお考えの方が多いように思います。
そうは言っても土地の広さが限られているので、個室をそんなに増やしていいのか…?など、実は子ども部屋は頭を悩まされる問題の一つです。

今回は、夢工房キッチンくらぶが考える、子ども部屋の理想の形についてお話したいと思います。子ども部屋の間取りについてお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

子どもに個室を与えるメリット

実は子どもに個室を与えることで、子どもの成長に対してメリットがあります。どんなメリットがあるのでしょうか?

自立心を高める

欧米では、赤ちゃんが生まれると同時に子どものための個室を用意します。日本のように親と一緒に添い寝をする文化もなく、生まれたときから自分の部屋で一人で寝ます。
物理的に親と子どもが距離を取ることで、親は親、自分は自分という認識を子ども自身が持つようになります。それが子どもの自立心を育てることに繋がるそうです。

リビングが散らかりにくくなる

子どものおもちゃや学用品などをリビングに置いておくと、散らかりやすく、生活感も出てしまいがちです。
子どものモノは子ども部屋に収納!というようにモノの居場所を決めておけば、たとえリビングで遊んだり勉強したりしても、元の場所に戻せばリビングが片付きます。

子どものプライベートを守れる

自立心の強い子どもほど、親に干渉されない空間を求める傾向があります。
プライベート空間を求める時期は子どもによって様々ですが、一人の空間がほしいと思う気持ちを尊重してあげるために、子ども部屋が大切な役割を果たしてくれます。

反対に、子どもが自室で過ごす時間が多くなると、家族とのコミュニケーションが希薄になってしまう可能性もあります。自室に閉じこもってしまうと、必然的に親の目が届かなくなってしまうため不安だというご両親のお悩みもよく聞きます。特に最近はオンラインでの繋がりがトラブルに発展してしまうこともありますし、心配ですよね。
個室をつくることで子どもの些細な変化や悩みに気付きにくくなってしまう恐れもあります。我が子とどうコミュニケーションを取り、向き合っていくかについては、家族でよく話し合う必要があります。

子ども部屋が必要な期間は、実は意外と短い

子ども部屋が必要な期間は、だいたい小学校高学年〜高校卒業くらいまで。長くても10〜12年程度といったところでしょうか。実は意外と短いんです。
子どもが独立してしまうと、子ども部屋は使われなくなります。
使わなくなった子ども部屋はそのままにされているか、物置きになってしまうことが多いようです。(実際に実家の私の部屋も今は物置きになっています笑)

長い目で見ると使わない時間の方が多い子ども部屋をあまりにも広く取りすぎると少しもったいなく感じてしまいます。
そう考えると、寝室やリビングの広さを犠牲にしてまで子ども部屋を広くする必要はありません。

また、子どもの人数や性別によっても柔軟に考える必要があります。同性の兄弟姉妹の場合は、広い部屋を一つ作って一緒に使わせる(パーテンションや家具などで分けて使う)ということも多いようですが、きょうだいの年齢差がかなりある場合や、性別が違う場合には個室で分けて子ども部屋を作った方がいいでしょう。

失敗しない子ども部屋の作り方

広い個室を作って将来分ける

最近一番選ばれることが多く、また失敗のない子ども部屋の作り方です。
これは「スケルトン・インフィル」というもので、家の骨組みと内装を分けて設計する考え方です。
後から壁を増やしたり、無くしたり、間取りを自由に変えられるのが特徴です。
例えば、9帖の子ども部屋を作っておけば、将来は壁で仕切って4.5帖の部屋×2にしたり、3帖の部屋×3にすることができます。
仕切り方は、壁で完全に個室にすることもあれば、完全には区切らず家具やカーテンなどで仕切る方法もあります。

子ども部屋を将来分ける場合の注意点としては、部屋を分けた際に窓やコンセント、出入口となるドア、またエアコンなどの必需品を、分けたい個数分あらかじめ用意しておくことです。
家族の人数に合わせて、将来の動線を予測して設置しましょう。

鍵はつけないようにする

子ども部屋に鍵をつけてしまうと、家族とのコミュニケーションがより取りづらくなってしまいます。また何かあったときに子どもをすぐに助けられず危険な状況に陥ってしまう可能性も否めません。子どものプライバシーは尊重しつつも、部屋の鍵はつけない方が良いでしょう。

リビングとのつながり

子ども部屋はリビングの近く、もしくはできれば玄関からリビングを通らなければ子ども部屋に入れないような間取りにするといいでしょう。そうすることで、多感な時期でも家族とのコミュニケーションを自然に取りやすくします。

子どもが小さいうちには、リビングの一角に遊べるスペースや勉強できる場所を作ってあげたりしてもいいですね。
リビングで勉強する方が成績は上がるというデータもあるため、最近はリビングや階段の踊り場などの共用スペースにスタディスペースをつくるご家庭も増えています。
また、リビングを居心地の良い空間にすることも大切です。居心地がいいと、自然に家族が集まります。
普段の生活をするのは家族と一緒に、睡眠やプライベートの時間を取りたいときは個室に、といったように、お家の中でも自分で自分の居場所を選べるようにしてあげましょう。

子ども部屋に十分なスペースが取れない場合は?

土地の広さが限られている場合、子どもそれぞれに広い個室を用意することが難しいこともあります。
ですが、狭い子ども部屋には狭い子ども部屋なりのメリットがあります。
子どもが部屋にこもりにくくなり、リビングに家族で集まる機会が増え、家族の交流が深まります。
また必然的に物が少なくなるので、片付けや掃除がしやすくなります。
必要なものもほとんど近くにあるので、動線も抜群です。
何より、狭くても「自分だけのプライベートな空間」があることが子どもはうれしいものなのです。

 

子ども部屋の事例紹介

夢工房キッチンくらぶの子ども部屋をご紹介します!

土間のある家


2階上がってすぐの場所に子ども部屋をつくりました。
最初の内は仕切らず広く使えるようにしてあります。後々分けることを考えて、出入口やエアコンなどのコンセントは2人分ずつ。
子ども部屋のすぐ前は吹き抜けの階段になっているので、外から帰ってきたときも、お家の中を移動するときも、いつでも家族の気配を感じることができます。

土間のある家

スキップフロアでつなぐ家


壁などで完全に仕切らず、スキップフロアで空間をゆるく分けるという方法もあります。
これならば、小さいうちはどこにいても目が届きますし、大きくなってから子どもが引きこもってしまって部屋からでてこないということもなさそうですよね。
家族が同じ空間にいながらも、程よい距離感を保つことができるのがスキップフロアの魅力と言えます。
どこにいるのも自由で、完全プライベートではないものの、お互いの時間を尊重しあうことができるのが、こちらのご家族の理想の形。
これからどんな風に空間を仕切っていくのかは、家族の成長とともにみんなで考えていくそうです。

スキップフロアでつなぐ家

まとめ

今回は、夢工房キッチンくらぶが考える理想の子ども部屋についてお話しました。
子ども部屋は、子どもの想像力を養ったり、好奇心や自立心を育むための重要な空間です。
家族としてコミュニケーションは取りつつも、プライベートな時間も大切にしてあげたいですよね。
子ども部屋は、子どもの成長に合わせて将来を見据えた設計を考えていく必要があります。
人生には様々なターニングポイントがあるので、できれば家族みんなで話し合い、間取りを見直し変えていけるとベストなのではないでしょうか。

ただし、子ども部屋が必要な期間は意外と短いということも忘れてはいけない重要ポイントです。
子供は成長し、巣立つ日が来ます。すると再び夫婦ふたりの生活へ。
家族の形もまた、年を重ねるごとに変わっていきます。今回ご紹介した内容を参考に、家族が長く愛着を持って暮らせる家づくりについて一緒に考えていきましょう。

夢工房キッチンくらぶのYouTubeもぜひご覧ください

弊社では、マイホームづくりを初めて行う方のために、基礎知識をたくさん学べるYouTubeを公開しています。
1本あたり2分で見ることができる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
https://www.youtube.com/@user-mm5em5ov2y/videos

 

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小浦が本当にお伝えしたい、建築のあれこれについて語っていますのでご興味のある方はぜひ下のリンクから覗いてみてください!
https://kenchiku-arekore.net/

 

各種イベント、見学会を開催しております

夢工房キッチンくらぶは、自然素材特有のナチュラルで温かみのある雰囲気を活かしたおしゃれで住み心地の良い家を、お客様のご要望に合わせてご提案しています。

内装、外装の配色についても、一流の建築デザイナーのサポートがあるのでご安心ください。

家づくりに関連したイベントも年間を通して開催しています。

モデルハウス見学会、完成見学会、建設中の家の構造見学会などの他、これから家を建てたいとお考えの方に向けた、各種勉強会も多数ご用意しています。

ご興味のある方はぜひ、イベント情報をご確認ください。

https://www.yume-kobo.co.jp/events/

 

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