2016.07.12
お家のお話。
自然素材の家づくりにおいて、無垢材は外せないでしょう。
肌触りの良さや見た目の重厚感、経年変化による味も魅力の素材です。
種類にもよりますが、香りなども。
今回はその無垢材の説明でよく聞く『収縮』についてお話しようと思います。
無垢という言葉には『混ざり気のない』という意味が含まれています。
無垢材は一本の木を加工して作られた、混ざり気のない木そのものなのです。
そして、木の特長のひとつに「呼吸する」ことがあげられます。
加工された後も木は湿気を出し入れして湿度を保とうとします。
その優れた調湿作用のため、無垢材は季節によって太る・痩せる、または反るといった現象が起こりうるわけです。
しかし人間と同じで、同じ種類であっても全ての木がそうではありません。
太りやすい・痩せやすい、ありますよね。
汚れや傷だけでなく、その収縮などでも経年変化を感じることが出来るわけですね。
味わい深い素材だと思います。
暑い日が続きますが、皆様もあまり痩せすぎませんようご自愛くださいね。