夢工房の家づくりコラム
2024.05.07
マイホームを建てる時がチャンス!バリアフリーで家族全員が暮らしやすい住まいを考えよう。
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こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。
世の中はGWでしたね!キャンプが楽しい季節になってきました!
我が家はキャンプ初心者なのですが、キャンププロのお友達に指南を受けつつ行ってまいりました。
自然の中で火を囲みつつ、テントをたてて眠り朝日の光で目が覚める…✨
マイナスイオンを浴びていいリフレッシュになりました!
こんな便利になった時代にわざわざ不便を味わいに出かけるって、なんというか贅沢ですよね。
しかし不便を便利にするために色々なキャンプグッズを集め始めたのですが、本末転倒なんでしょうか。
さて、みなさんバリアフリーという言葉を聞いて何を思いますか?
「介護」「老齢化社会」などが思い浮かぶと思います。
トイレや廊下の手すり、段差をなくすスロープ、大型施設などでは一般的に見かけますよね。
同じように家づくりにおいてもバリアフリーを取り入れることは、今では珍しくありません。誰もが使いやすい配慮をすることは、今や当たり前になってきているとも言えます。
今日は、家づくりに役立つ「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」をテーマにお届けします。
バリアフリーとは
「バリアフリー」とは、「障害(バリア)」となること・ものを「取り除く(フリー)」ことを言います。
例えば室内の段差をなくしたり、お風呂やトイレなどで転倒しないような工夫や、車椅子でも生活しやすくなるような工夫をすることです。他にもヒートショックの原因となるような温度差を軽減させることなども、目には見えないですがバリアフリーの一環です。
最近では、高齢者や障がいのある方だけではなく、小さなお子様から高齢者まで幅広い世代が快適で安全に過ごせるのがバリアフリー住宅と呼ばれています。
バリアフリー住宅は全世代を対象とした優しい設計のお家とも言えますね。
最初からバリアフリー住宅として設計したお家なら、年齢を重ねても暮らしやすく、将来のリフォームも最小限ですむ可能性もあります。
また、近年では障害の有無、年齢や性別、人種、国籍に関係なく誰もが快適に暮らせるような「ユニバーサルデザイン」の考え方も広がっており、住宅にもさまざまな工夫が取り入れられるようになりました。
バリアフリー住宅のメリット
実はバリアフリー住宅のメリットは室内での事故を防ぐだけではありません!
お家を売却する場合でも、バリアフリー住宅は一般の住宅よりも価値が上がります。
ここでは自宅をバリアフリーにするメリットを紹介します。
室内での転倒事故を防ぐ
バリアフリー住宅であれば転倒のリスクを軽減できます。
高齢者や小さなお子様にとっては、たとえ1cmの段差でも転倒の危険性があります。
転倒時に瞬時に身を守る動作を取りづらいため、ちょっとした転倒でも大怪我に繋がる恐れがあるからです。
また、お風呂場など滑りやすい場所にも手すりをつけたり、浴槽の位置を低くしたりすることによって、転倒するリスクを減らせます。
ヒートショックを防ぐ
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧の変動が大きくなり体に不調を起こすことを指します。
冬場に寒い室内から温かいお風呂に入ることで、高齢者がヒートショックによって命を落とす事故が後を絶ちません。
バリアフリー住宅では、このようなヒートショックを防ぐために室内の温度を一定に保つよう機密断熱性を高めたり、専用の器具を導入します。そのため、家中どこにいても温度差を感じにくく、体への負担を軽減できます。
住宅の付加価値が高まる
実はバリアフリー化された住宅は付加価値が高い住宅として、売却時に有利なんです。
ただしバリアフリー住宅といえども、バリアフリー化されている部分が使いにくい状態の場合は、付加価値としては低くなってしまいます。
家づくりの際は、実際に使用する人が本当に使いやすい住宅になっているかをしっかりと確認しましょう。
暮らしやすいバリアフリー住宅の6つのポイント
段差を少なくする
まずは段差を少なくすること。
住宅で起きる転倒事故の理由としてよく挙げられるのは「床の段差」だそうです。
小さなお子様や高齢者の方にはちょっとした段差もつまずきの原因になったりします。
バリアフリー住宅にするためには、玄関・風呂場・トイレ・廊下と部屋・敷居などの段差を少なくする(なくす)ことを第一に考えましょう。
手すりをつける
とはいえ全ての段差をなくすというわけにはいかない場合もあります。
そんなときはつまずきやすい場所に手すりをつけるだけでも効果的です。また比較的コストを抑えられます。
手すりがあると、体を支えやすく転倒を防ぐことができます。
立ったり座ったりすることの多い玄関や、浴室・トイレなどに手すりをつけると安全性が高まります。
スペースにゆとりをもたせる
廊下などの移動スペースやお部屋の出入り口には車いすで通れるぐらいのゆとりを確保しましょう。
また車いすで通るだけでなく、方向転換のために回れるぐらいのスペースがあるとより好ましいです。
特に玄関や水廻り付近にゆとりを持たせましょう。
さらに出入口の建具は、開閉しやすい引き戸を選びましょう。
生活動線はコンパクトに
室内での移動距離が短いと、年齢を重ねても移動の負担がなく、転倒のリスクを減らすことができます。
例えば寝室とトイレの距離が近いと、夜中にお手洗いに立つことがあっても安心して移動できますよね。
家事のためだけでなく、バリアフリーの視点からも生活動線はコンパクトである方がベターです。
室内は明るく
お部屋の中が暗いと、当然転倒のリスクは高くなります。
日中自然光が入る設計にするのはもちろんのこと、夜間でも明るい方が安全です。
十分な明るさの照明を設置するほか、玄関の土間とホールは色を変えるなど視認しやすい工夫があるとより安心です。
ユニバーサルデザインを取り入れる
オシャレな照明スイッチやデザイン性の高い建材が増えていますが、バリアフリー住宅にしたいのであれば、誰でもすぐにわかるぐらいの大きめサイズのスイッチやドアノブ、滑りにくいお風呂の床材など、誰でも使いやすい「ユニバーサルデザイン」を取り入れましょう。
バリアフリーなお家の事例紹介
実際にバリアフリーを意識したお家はどんなお家でしょうか?
今回も少しだけご紹介します。
「終の棲家」となる平屋
エントランスにスロープをつけて段差をなくしています。
赤ちゃんがいるご家族なら、ベビーカーを押してそのまま玄関に入れますし、車いすでも安心してお出かけができます。
お部屋からお部屋への段差はなくし、玄関から重い荷物をすぐに置けるよう生活動線にも配慮を。トイレには手すりもついていて安心です!
どんな世代にも優しい平屋のお家になりました。
こだわりと光のあふれるお家
玄関の段差には手すりを設けました。
奥まったお部屋が暗くなりがちな平屋のお家ですが、採光計画でどこでも光が差し込む明るい室内になっています。
通路と脱衣所と浴室は広めに取ってあり、車いすでも安心して生活できます。
バリアフリーというと、特別な配慮と捉えたり、まだまだ先のことだから関係ないと思いがちですが、将来的な暮らしを考えると見過ごせないポイントです。
小さなお子様や高齢者、体が不自由な人を含め、誰にとっても住みやすい家こそが、バリアフリー住宅です。
いざ体が不自由になったときにリフォームとなれば精神的にも経済的にも負担が大きくなります。
できれば新築時から将来のバリアフリー化を見越したお家づくりができれば理想ですよね。
お家づくりでの不安は、なんでも夢工房キッチンくらぶに相談してください。
シチュエーションや予算に応じてしっかりとプランを立てていきましょう!
▼施工事例ページはこちら
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