自然素材にこだわった名古屋市天白区の工務店

夢工房の家づくりコラム

2024.09.26

【注文住宅】”静か”ってこんなにもストレスフリー!自然素材でつくるマイホーム

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

日々の暮らしの中には、様々な音があふれています。
静かなように思えても、生活音だったり、外を通る車や通りを行きかう人の声…
これからの季節は夜になると涼しげな虫の鳴き声も聞こえてきたりします。
家の中にいても、意識をして耳を澄ますと色々な音が聞こえることがありますよね。

快適な住まいの条件として「音」が重要なことに気づいていない方は結構多いです。
立地が幹線道路や線路が近い場合、車や電車の走行音などがあまりうるさいようだと落ち着いて暮らすことは難しいですよね。
反対に、お家の中で音楽や楽器を思い切り楽しみたい場合には、音漏れに配慮しなければ近隣とのトラブルにつながる可能性もあります。
とくに大音量で心置きなく音楽を楽しみたいという方には防音室をつくることをおすすめしたりもしています。
では、防音だけで静かな環境は得られるのでしょうか?

今回は、なぜ静かな環境がストレスフリーな生活に繋がるのか、また防音とはなにか、遮音性や吸音性などの違いについて、自然素材を活用してどのように静かなお家を実現させるのかということについて詳しくお話していこうと思います。

静かなお家はなぜストレスフリーに暮らせるのか?

騒音が少ない静かな環境が心身の健康に良い影響を与えることは、多くの研究で証明されています。その理由は次の通りです。

ストレスホルモンの減少

騒音は体内のストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌を増加させることがあります。静かな環境ではこれらのホルモンの分泌が抑えられ、リラックスしやすくなります。

集中力の向上

騒音が少ないと、作業や思考に集中しやすくなります。
これにより仕事や勉強の効率が向上し、成果も得やすくなります。

睡眠の質の向上

騒音は睡眠の質に悪影響を与えることがあります。静かな環境では、睡眠が深く、疲労回復につながり全体的な健康が改善されます。

心の安らぎ

静かな場所は心の安らぎやリラックス感を提供します。自然の音や穏やかな環境は、心理的な安心感を与え、心のリフレッシュにつながります。

身体的健康への影響

騒音は高血圧や心血管疾患など、身体的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。静かな環境では、これらのリスクが軽減される可能性があります。

このように、静かな環境は深くリラックスさせる効果があり、心と体の健康に繋がります。

防音、遮音、吸音の違い

防音

防音とは、室外からの音が入ってくることや、室内の音が外に漏れるのを「防ぐ」ことを意味しています。
実は、この「防音」という言葉は状態を表すものであり、具体的な方法を示すものではありません。つまり「防音」という状態を達成するために「遮音」や「吸音」などの手法を用いるということです。「防音材」と呼ばれるものは、この遮音や吸音というメカニズムを利用した素材ということになります。

遮音

「遮音」とは、音を遮ること。「遮」という漢字は「遮光カーテン」「遮熱シート」「遮断機」などに使用され、どれも目的とするものが跳ね返されるイメージがあります。遮音も同様で、空気中を伝わる音の波を、跳ね返すことによって音の通過を防ぎ、中からの音は外に、外からの音は中に入ってこないようにします。

鉄板やコンクリート、石膏ボードやゴム材など、密度が高く重い素材の方が一般的に遮音性が高いと言われています。
一方で、遮音において注意しなければならないのは「反響」です。室外であれば跳ね返った音はそのまま拡散して消えていきますが、室内では跳ね返った音がまた別の壁や物に当たりさらに音が跳ね返る可能性があります。そのため、室内で音を抑えるためには、次で紹介する「吸音」が重要になってきます。

吸音

音は空気中において振動の波として伝わってきますが、音の波のエネルギーを受け止め、吸収することで音の伝達を防ぐのが「吸音」です。吸音材には、たくさんの細かな穴が開いている「多孔質」な素材が使用されています。細かな穴によって、侵入してきた音の波を受け止め吸収しています。学校の音楽室や視聴覚室の壁にたくさん穴があいているのは、吸音して外部への防音が目的なんですね。
ただ、すべての音を吸収できるわけではないため、適切な遮音方法と組み合わせることが重要です。

 

つまり、
防音=遮音+吸音

ということになります。

住宅の防音性は、遮音性と吸音性が組み合わさって初めて実現します。これら2つの相乗効果で優れた防音性が実現します。

自然素材のお家は騒音を感じやすい?

騒音の感じ方は建物の構造で異なります。
自然素材の木造住宅は、鉄筋コンクリート造住宅などに比べて騒音が伝わりやすい傾向があります。
つまり、木造住宅と鉄筋コンクリート造住宅を比べると、後者のほうが遮音性は高いといえます。1㎡あたりの密度が高く、重量がある方が遮音性は高くなるからです。
ただし、最近の気密・断熱性の高まりとともに、自然素材の木造住宅も昔と比べると遮音性は高くなってきています。

自然素材の家を騒音から守る「デコスファイバー」

鉄筋コンクリート造の住宅よりも騒音を感じやすいとされる、自然素材の木造住宅を守る最強兵器がこちら、夢工房キッチンくらぶおなじみのセルロース断熱材「デコスファイバー」です。

セルロース断熱材「デコ スファイバー」

デコスファイバーは、素材となる木質繊維同士が絡み合うことで、その隙間に小さな空気の穴が無数にできます。音は空気の穴に吸収され、デコスファイバーに侵入した音を大幅に小さくすることできます。

セルロースファイバーは他素材の断熱材よりも高い吸音性があることが、実験により立証されています。
下のグラフは、赤がデコスファイバー、緑、青がグラスウールの断熱材の吸音性を示したグラフになります。デコスファイバーと他のグラスウールとではかなり差があることがわかります。

下のグラフは、デコスファイバーと発泡ウレタンの遮音壁単体での遮音性能の違いを示したグラフです。数値が高いほど遮音性能が高いことを示しています。

画像引用:株式会社デコス 吸音性というもうひとつの性能
https://www.decos.co.jp/science/column-2.html

これに加えて、デコスファイバーと石膏ボードとをあわせて施工することで、遮音性能も付加することが可能です。
セルロースファイバーの優れた吸音性と、石膏ボードの遮音性で、理想の「防音」が完成し静かな環境を生み出します。

▼デコスファイバーについてのさらに詳しい記事はこちら
https://www.yume-kobo.co.jp/news-column/p13374/

まとめ

住まいにおける「音」は、暮らしの快適性を求める上で重要な要素の一つ。
防音は音楽や映画といった趣味のためだけに考えるものではなく、敷地の環境、住まいの間取りや設計にも関わってきます。
静かな暮らしは心身をより深くリラックスさせ、健康にしてくれます。

ですが、自然素材のお家は鉄筋コンクリートでつくられたお家よりも騒音を感じやすいと一般的には言われます。
そんな自然素材のお家を騒音から守るのは、以外にも断熱材だったのです。
自然の力を利用して「音」を上手にコントロールすることで、より一層快適な暮らしを実現することができます。

いつか夢工房キッチンくらぶのモデルハウスに来られた際は、「音」にも注目してみてください。玄関に入って扉をしめたときの静けさを実感していただけるはずです。

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