2024.10.13
内装の仕上げって何があるの?クロスだけじゃない!内装の選び方
こんにちは。青山です。
やっと秋が来ました!!嬉しいですね。秋から冬にかけて私は入浴時間が極端に長くなるタイプの人間です!お風呂にスマホと温かいハーブティを持ち込み、汗をたくさん出してはハーブティで補給するというのが気持ちいいのです。体の芯まで温まります。ちなみにお湯の温度は40°くらいが好きです。
季節ごとでお家での過ごし方やルーティンが変わりますよね。夏は水出しアイスコーヒーを夜に仕込みますが、涼しくなってホットコーヒーがおいしくなりました。飲みたいときに豆を挽いてお湯を沸かして、あつあつを飲んでホッとして、あぁ秋が来たなと実感します。また皆さんの季節を感じるエピソード教えてくださいね!
内装の仕上げって何があるの?クロスだけじゃない!内装の選び方
さて、打合せをしていると内装の仕上げについてビニールクロス以外何があるんですか?とよく聞かれます。今日は内装の仕上げについて、夢工房キッチンくらぶでよく使う種類と選び方について解説します!
内装仕上げとはお家の室内の目に見える最終的な仕上げの総称で、一般的には壁・床・天井・ドアなどを指します。今回はその中でも「壁・天井」の仕上げにフォーカスしていきます!
ビニールクロス
内装仕上げと言われて一般的に思い浮かぶのはビニールクロスではないでしょうか。ご存じの通りビニール製のクロスで各メーカーから様々な色や柄があります。メリットとしては安価で種類が多いこと、ビニール製なので水拭きができることです。デメリットとしては多くが通気性や調湿性がないので結露が発生するとカビやダニが発生しやすいこと、耐用年数が短いことです。一般的にビニールクロスの耐用年数は10~15年で、時間がたつにつれ黄ばみや剥がれがでてきます。
夢工房でビニールクロスを使用する場合は断熱材「セルロースファイバー」の透湿性を止めないために「透湿性」のビニールクロスを使用しています!
※セルロースファイバーの断熱材「デコスドライ工法」についてはこちら
https://kenchiku-arekore.net/cellulose/
紙クロス
先ほど紹介したビニールクロスと違い、表面が紙で出来ているのが、紙クロスです。その歴史はビニールクロスより長く、海外で使われているクロスはほとんどが紙製なのです。紙クロスは輸入壁紙が多く、デザイン性の高いものが多いのが特徴です。しかし輸入の紙クロスはほとんどの場合ビニールクロスより高価になります。また、素材が紙である為ビニールクロスでできた水拭きなどはできないことが多いです。
紙クロスの中でも夢工房キッチンくらぶでおすすめしているのは「エコフリース」という壁紙です。エコフリースは、パルプ等の自然素材を主原料とし、強化のためにポリエステルを加えた壁紙用のフリース(不織布)に工場塗装を施したものです。パルプが原料なので帯電がなくほこりをほとんど寄せ付けません。また上から10回程度重ね塗りができるので、傷や汚れの補修はもちろん、生活環境の変化やリフォームの際に、お好みの色を重ね塗りすることで簡単に模様替えができます。
また紙特有の反射の少なさが、光などを優しく反射して、上質な空間を作ってくれます。
手垢などの汚れは、スポンジに水を含ませて軽くこするだけ。頑固な汚れや傷は、塗料の上塗りによってリカバリーできます。
エコフリースについてはこちら
https://www.nagai.co.jp/ecofleece/
ペイント
海外ドラマを見ているとでてくるお家はこのペイントが多いですよね!(完全に私の主観ですが…)下地であるプラスターボードにパテ処理をして直接水性ペイントを塗ることが多いです。塗り替えができたり家具と同じ色を選べたりするのがメリットです。デメリットとしては比較的傷や汚れはつきやすいです。
漆喰
漆喰とは石灰を由来とした壁材のことです。漆喰の特徴は、素材そのものが強いアルカリ性で、殺菌作用があることです。他にも消臭作用や調湿性能があり、カビやダニの発生を抑制する効果があります。経年劣化しにくく、耐用年数が長いことも特徴ですね。
デメリットとしては、表面が平滑でないので汚れなどが付きやすいという点があります。
ただ、漆喰は削ったり、重ね塗りをすることができるので、削って補修することで、元通りのキレイさを取り戻すことができます。
タイル
タイルは粘土や石材などを高温で焼いたもの、天然石、ガラスや樹脂などでできているものがあります。どちらの素材も、無機質な素材のため劣化や変色、水分に強い特徴があります。費用の面から洗面など水掛りのある部分に一部使用することが多いですね。またキッチンなどでは油汚れが掃除しやすいように、ツルツルしたタイルがおすすめです。経年劣化しにくく、耐用年数も長く使う場所や用途によってふさわしい素材を選べるのが大きな特徴のひとつです。
木材
木材と一言で言っても種類はたくさんあり、無垢材、合板、OSB、有孔ボードなどを使うことが多いです。無垢材は木本来の吸湿性によって室内を快適にしてくれる、長く住み続けることで経年変化を楽しめるといったメリットがあります。合板やOSBはDIYで後から棚をつけたりするのが容易ですのでガレージや書斎の仕上げに使用することが多いですね。また有孔ボードも専用のフックなどでアレンジが楽しめますのでいろいろ飾りたい人にはお勧めです!
いろいろな仕上げがあり迷いますよね、、、まずは基本となる仕上げを選びましょう!そこから各部屋や用途、効果などを考えながらインテリアに合わせて選んでいくといいですね。また、カタログやサンプルを単体で見て良いと思っても立体になったときは他の様々な色の要素も入ってきますので、常に家全体の色のイメージを考えながら、あればサンプルなどを並べて全体的に見るといいかもしれませんね。
家づくり、一番楽しいのはこのインテリアを考えているときだと思います!後悔の無いように、それぞれの良さを把握して一生に一度のお家づくり楽しみましょう◎