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夢工房の家づくりコラム

2024.12.05

本格的な冬の到来!実はあまり知られていない床下断熱について、種類や特徴について教えます

こんにちは。夢工房キッチンくらぶです。

12月に入りました!
公園の木が色づいてきて、晩秋の寒さを感じます。
今年の紅葉は去年よりも遅かったような気がします。11月になっても半袖で過ごしていた日もありましたもんね。

さて、いよいよ冬の到来ということで、今回は断熱についてお話したいと思います。
これまでも何度も申し上げていますが、お家で重要なのは間取りやデザインだけではありません。これから何十年と快適に暮らしていくためには「断熱」が重要です。
コラムを読んでくださっている方は、もうご存知の方も多いかもしれませんね。ですが、断熱材は壁の中だけだと思っていませんか?
今日はその断熱の中でも「床下の断熱」について詳しく説明します。
冬は足元が冷えてつらい~とお悩みの方必見の内容となっておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

床下の断熱は必要?

1980年ごろまでは、床下を断熱施工するという考えは日本にありませんでした。寒ければ火を焚く、ストーブをつける、厚着をして冬をしのぐという考え方が主流でした。そう考えると昔の人は我慢強いですよね(笑)。
今では断熱は家づくりにおいて基本中の基本となっていますが、その基準については建築会社やハウスメーカーによって様々です。

通常、戸建て住宅の基礎には、湿気対策として床下に換気口を設置しなければならないのが基本です。この換気口から基礎内部に外の冷たい空気が侵入することで、底冷え状態となります。いくら室内を暖房で暖めても、冷えた空気は下に溜まりやすく、冷えた足元は体温をどんどん奪います。底冷えはヒートショックの原因にもなるため、健康への被害の恐れもあり大変危険です。
このような外の冷気が室内に侵入してくるのを防ぐために、床下に断熱施工をするのです。

2種類の床下断熱工法

床下断熱には2種類の工法があります。ここでは、それぞれの工法についての概要やメリットなどをご紹介します。

床断熱工法

断熱工法とは、1階の床下に直接断熱材を敷き込む工法です。
現在日本ではもっとも多く採用されている施工方法で、施工品質が安定しやすいのがメリットです。
また、基礎部分の通気性が確保されるので、床下の湿気や結露、シロアリの発生するリスクを抑制できます。

デメリットとしては、施工の甘さや経年によって断熱材の質が落ちることで、床材と断熱材との間に隙間が生じ、気密性が下がってしまう恐れがあります。
また、冷気は断熱材以外のところから伝わり、室内に侵入してきます。大部分を断熱材で防いでいても、冷たい空気が土台から床板に伝わるとどうしても床は冷たくなってしまいます。床断熱施工でも床が冷たいというのはそういった理由があります。

基礎断熱工法

建物の基礎部分に断熱材を施すのが基礎断熱です。
床下の空間ごと断熱をする方式のため、床断熱と比べて性能が高くなります。そもそも床下に冷気を侵入させないという考え方ですね。その結果、外気温の影響を受けにくく、エアコンや床暖房に頼らずにすむため省エネにもつながります。さらに、基礎内部にある水道管が凍結しにくくなるのもうれしいポイントです。
基礎断熱には施工する箇所によって3種類に分けられます。断熱材を貼る場所によって内断熱、外断熱、またその両方の3種類があります。

一方で、気密性が高まるということは、風通しは悪くなります。湿気の逃げ道がなくなるため、換気については注意が必要です。
また、風通しが悪く光の入らない基礎部分はシロアリにとって快適な環境になってしまいます。そのため、施工の段階でシロアリ対策を施したり、換気システムを導入したりするという点において手間とコストがかかると言えます。

夢工房キッチンくらぶのお家の床はなぜ暖かい?

夢工房キッチンくらぶでは、気密性の高い基礎断熱工法を採用しています。
さきほど基礎断熱工法のところでお話したように、そもそも床下の空気が冷たくならないので、室内の足元が冷えることがありません。
また、床材には無垢の木を標準使用しています。無垢の床材には「蓄熱性」と「調湿性」があり、日中の太陽の熱を蓄熱し、夜もほんのりあたたかさを保ってくれます。

 

無垢の床材について詳しくはこちらから

無垢のフローリングって?選び方やメリットデメリットを解説します!

そしてさらに、床下換気システムを搭載しています。
床下換気システムは、お部屋の空気を床下に送ることで「基礎」が部屋と同じ温度になっていきます。そうすることで足元が冷えない仕組みです。

 

床暖房を導入しなくても足元から暖かく快適に過ごせるのは、この断熱工法と無垢床・床下換気システムという3つの仕組みのおかげです。外の冷気を完全に遮断することと、自然の温もりの力で心地よい暮らしを実現しています。

 

まとめ

実は歴史が浅い日本の床下断熱。ですが、冬場に足元が冷えるのは当たり前とされていたのはもう昔の話です。
床下の断熱工法には「床断熱工法」と「基礎断熱工法」があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
夢工房キッチンくらぶは「基礎断熱工法」で、床下の空間ごと断熱をする方式を採用しています。気密性が高いお家は、エアコンや床暖房に頼らずとも自然の温もりで家族の健康を守ります。
その温もりや暖かさは、これからの時期にモデルハウスにお越しいただければ、体感いただけるはずです。
冬でも足元から暖かいお家をぜひ体験しにきてください!

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1本あたり2分で見ることができる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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小浦が本当にお伝えしたい、建築のあれこれについて語っていますのでご興味のある方はぜひ下のリンクから覗いてみてください!
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